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●白熱スプリント、土曜日の様子

 フィオラノから45分の場所に構えるイモラ・サーキットのスタンドは、満員の観客で埋め尽くすされることに。熱狂的なフェラーリファン『ティフォシ』がその大半を占めており、まるでスタート直前のレッドシグナルのようだ。

 予選とは打って変わって晴れ模様。降水確率は40%とという報道もされたが、終始ドライ路面でのレースとなった。

 コース幅の狭いイモラ、接触不可避と思われた矢先、やはり接触が起きてしまいアルファロメオの周冠宇が早々にリタイア。予選から低空飛行のピエール・ガスリー(アルファタウリ)もピットインすることに。

 フェラーリのシャルル・ルクレール独走と思いきや終盤にタイヤのデグラデーションが顕著となり残り2周でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが抜き返しそのままトップチェッカー。

 悲運の予選10番手から4位フィニッシュを成し遂げたフェラーリのカルロス・サインツJr.。「ここからだ」と力強いコミットメントでチームを盛り立てる。

 終わってみればトップ4をレッドブルとフェラーリが分け合う形に。今シーズンはこの4台が中心になるのが確定した。

 スプリントでは様々なドラマが。師匠であるアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルを弟子であるハースのミック・シューマッハーが追い抜き10位フィニッシュ。クリーンなバトルで場内を席巻、シューマッハーにとっては決勝レースでのポイント獲得も見えており、弟子の成長に師匠も目を細める。

 ポイントランキングはフェラーリがぶっちぎりの首位で、レッドブルがメルセデスを抜いて2位に浮上。果たして得点差が詰まるのか?

本日のレースクイーン

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