フォース・インディアは、2016年シーズンには同じくメルセデスパワーユニットを搭載するウイリアムズを抑え、コンストラクターズ選手権でチーム史上ベストの4位を獲得した。
2015年、空力テストでケルンに位置するトヨタの風洞を使用し始めてから、フォース・インディアの競争力は急激に向上した。それまではブラックリーの設備を使っていたが、トヨタの設備に移行することで50%から60%モデルにグレードアップした。
チーム副代表のボブ・ファーンリーは、チームは新しいレギュレーションによる技術上のチャレンジを「楽しんでいる」と語った。2017年にF1レギュレーションは大きく変わり、シャシーのサイズはより大きく、スピードはより速く、空力パワーもより強くなる。
「これ(2017年型マシン)は我々が60%の風洞モデルを使用して作る、最初の新世代マシンとなる」とファーンリーは2016年シーズン終盤に語った。
「過去を振り返れば、最初はブラックリーで50%のモデルを使用していたが、その後、トヨタに移った」
「(2017年)マシンは、60%モデルのメリットが実際に組み込まれた初のモデルだ」
「60%モデルで対等に勝負できる、良い機会になる」
「明らかにパーフェクトなレベルには達していない。なぜなら他のチームの方が風洞に関する能力については優れているからだ。しかし、その差はこれまでより小さくなっており、我々は本当にこのチャレンジを楽しんでいる」
セルジオ・ペレスは、2016年シーズンを自身ベストのドライバーランキング7位で終えた。2017年はルノーへ移籍したニコ・ヒュルケンベルグの後任であるメルセデス・ジュニアドライバーのエステバン・オコンと組み、チームをリードしていく。
プレシーズンテストはバルセロナにおいて2月27日に始まる。
