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F1 ニュース

投稿日: 2022.06.10 14:07
更新日: 2022.06.10 14:11

F1技術解説:第7戦(3)燃料温度をめぐるトラブルと低温に保つためにチームが講じた対策

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F1 | F1技術解説:第7戦(3)燃料温度をめぐるトラブルと低温に保つためにチームが講じた対策

 2022年F1第7戦モナコGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「本来負けるはずがなかったフェラーリ。F1-75が持つ明らかな優位性」第2回「全チームが注力したモナコ特有のステアリング設定と基本構造」に続く今回は、連発した燃料温度に関する問題について取り上げる。

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 スペインGPで発生したレッドブルやアルファタウリのトラブルを受けて、FIAはモナコで燃料の許容温度の監視手順を変更した。

 両チームに起きたことを、ここで簡単に振り返ってみよう。スペインGP決勝レース当日の日曜日、両チームのマシンはガレージにずっとこもりきりで、スターティンググリッドに並んだのはぎりぎりのタイミングだった。その理由は、タンク内の燃料温度が低すぎたからだった。アルファタウリのガレージでは、メカニックがエンジンをかけ、ドライヤーでタンク周辺のモノコック部分を必死で温めた。そのおかげでピエール・ガスリーは、ペナルティを受けることなくグリッドにつくことができた。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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