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F1 ニュース

投稿日: 2016.04.06 14:41
更新日: 2016.04.06 14:42

GP topic:ザウバー危機が深刻化、モニシャ無断欠席でアルファロメオへの売却説も

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F1 | GP topic:ザウバー危機が深刻化、モニシャ無断欠席でアルファロメオへの売却説も

 レース直後、ヨーロッパのメディアは一斉に「ザウバーが財政難で中国GPに参戦できないのではないか」という説を報じた。ザウバーに最も近いスイスの『スピードウイーク』は「F1界で4番目に長い伝統を持つチームが困窮していることは、もはや秘密ではない」とザウバーの経営が、かなり危険な状況にあることを示唆。フランス系の『グランプリ247』は「ザウバーは中国GP前に破産するのではないか」と、さらに直接的な表現だ。

 元テレビ解説者のジェームス・アレンは、さらに踏み込んだ見解を述べている。

「今後の選択肢は3つある。ひとつはアルファロメオへの売却。もうひとつはF1参戦を希望しながら落選した組織(たとえばプロドライブなど)への売却。3つ目はザウバーが所有する風洞施設に興味がある会社(アウディなど)への売却だ」

 現在ザウバーで仕事をしているスタッフは約300人。スイスの法律によって、従業員の職が保障されなければならないことを考えると、ザウバーを買収できるのは、アルファロメオが有力であるとアレンは報じている。

 ロータスはルノーに買収されて、チームが存続した。フィアットのセルジオ・マルキオンネ会長がザウバー買収に乗り出し、「アルファロメオ」の名前で復活させるのか。あるいは2008年のスーバーアグリのように、シーズン途中で撤退となってしまうのか。チームの本拠地があるヨーロッパラウンドが始まる前に、いまザウバーは懸命に生き残りをかけて戦っている。


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