開幕前のプレシーズンテストでウエットコンディションを想定した走行を行うことがレギュレーション上義務付けられてはいるが、散水車による人工的なウエット路面では、正確なシミュレーションは困難とされていた。

 加えて、各チームは2016年までウエットタイヤに関する充分なデータを有していたため、ウエット路面を想定したテストに丸1日を費やすことに乗り気ではなかった。

 だが、2017年に新設計され、トレッドが拡大されたウエットタイヤのパフォーマンスはこれまでと大きく異ることが想定されており、ウエットコンディションにおけるインターミディエイトタイヤとフルウエットタイヤの切り替えのタイミングなど、ラップタイムに関わる部分も大きく異なるとみられている。

 ピレリF1代表のポール・ヘンベリーは、シーズン中のフルウエットタイヤのパフォーマンスの変化を予測した。

「2017年に取り組むべき課題はウエットタイヤになるだろう。特に、ウエットコンディション下でのスタートシステムが変更され、スタンディングスタートとなったために、タイヤのウォームアップにかかる時間の短縮に取り組んでいる。これが2017年の主要な開発領域となる」と述べた。

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