●全世界が「なぜ?」/土曜日の様子

 これまで不思議とウエットレースがなかったシンガポールGPではあるが、この週末は朝から亜熱帯の洗礼を受けることに。

 雨は上がるもサーキットは水浸し、コースマーシャルによって水の吐き出し作業が行われたが、FP3は結局序盤の30分を潰すことに。その後もウエットパッチがあちこちに散見される難しいコンディションで、ほとんどのチームが思うようにメニューをこなせなかった。

 セッション開始待ちのヤキモキする状況下でもトレーナーにいたずらする角田はマイペースだ。

 セッション開始が告知されると各チーム慌ただしくマシンを送り出す。そんななかフェラーリのシャルル・ルクレールがピットアウトするも大回りしてしまいフロントウイングがサインガード手前のウォールに接触しかけてしまう。

 それをフォローしたのはルクレールを目の前にしていたマクラーレンのスタッフだった。クリアランスが取れている合図を送りルクレールを送りだす、優しい世界がそこにはあった。

 そして始まった予選。路面は回復しきらず、特にウエットパッチの多かったターン8ではエスケープに進むマシンが多発した。そこで美技を見せたのがハースのケビン・マグヌッセン。ドリフトしながらエスケープに進み体制を整える華麗なステアリング捌きを見せつけた。

 最後はドライタイヤでの勝負となったQ3、最速タイムを記録したのはルクレールで9度目のポールとなった。

 Q1を15番手タイムでギリギリの突破となったノリスではあったが見事に立て直し6番グリッドを獲得。勝負強さはピカイチ。

 全世界が「なぜ?」と目を疑ったフェルスタッペンのアタック中断劇。予定よりも多くの周回をこなしたことによる燃料不足が原因とのことだ。この日ばかりはチームに不満をぶちまけた。

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