マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、2022年シーズン序盤に広がったポーパシングの問題をF1が予期していなかったことに驚いたことを認めている。

 新しい技術レギュレーションの導入には、グラウンドエフェクトの復活も含まれており、それが1980年代以来F1では発生していなかったポーパシング現象の再発につながった。不均一な路面では、高速ストレートを走行中にアンダーフロアと路面の間の負圧が断続的に失われる。つまりマシンは一瞬飛び上がってグリップを失うので、全体的にスピードとハンドリングに影響が出てしまう。過去には、動的にマシンのライドハイトを変更するアクティブサスペンションでこの現象を打ち消していたが、現在のルールでは禁止されている。

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