F1第5戦マイアミGPのフリー走行3回目でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)にコンマ4秒、3番手でチームメイトのセルジオ・ペレスにコンマ5秒の差をつけてトップでセッションを終えたとき、ほとんど者は予選でのフェルスタッペンのポールポジションを疑わなかった。それはフェルスタッペンの走りを間近で見ていたペレスがだれよりも感じていたことだった。
「本当に自信がなかったんだ。データを見ていて、マックスができていることを見ていても、僕にはそれができなくて……かなり苦戦していた。それは小さな違いではなく、かなり大きなものだった。でも、予選ではとにかくアスファルトと会話し、バランスを失わないようリズムをつかんで走っていた。何しろ走行ラインを外すと氷の上にいるようだったからね」