しかしながら、ノーズ先端の開口はレッドブルRB13が初めてではない。細かい穴を多数まぶすような形で、16年型のウイリアムズが導入していた。

 これをレッドブルは、より採り込める気流量を大きくする広い開口としてきた。このノーズ先端の“突起部”はフロントの衝撃吸収構造であり、そこを中空としながら厳しいクラッシュテストをクリアするのは高き関門だったのではないか。

 ではなぜ、そんな技術リスクをとったのか。これはもう、ダウンフォース獲得への飽くなき執念だ。今年の空力規定変更は、ディフューザー高も拡大が図られた。フロア下を通る気流の出口が大きくなったということだ。それならば、これまで以上に押し込められる空気量は増やしたい。よってノーズの開口で、入り口も拡張された。

 「美しくない」ということで新規定の合意前に反対の立場だったシャークフィンも、しっかりと新車には導入。それが速さにつながるならば、美観をやや損なうこともやむなし。「勝ちに来ている」姿勢は鮮明だ。

RB13のシャークフィン
RB13のシャークフィン

 ブランドネームは今年も「TAGホイヤー」だが、ルノーはパワーユニットを完全刷新。新設計のエンジンと、本人たちが「第2世代」と称するERS(エネルギー回生システム)導入で、先行勢への追撃はなるか。

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