前戦ハンガリーGPで投入したアップデートは今シーズン最大かつ最後のアップデートだった。その最大の特徴はサイドポンツーンのインレット。前方から見ると上下の幅が非常に狭くなっているのがわかる。
メルセデスがゼロポッドというコンセプトをやめたのとは対照的に、今度はレッドブルがサイドポンツーンを改良してきたわけだが、メルセデスのゼロボッドがサイドポンツーンそのものを縮小するコンセプトだったのに対して、レッドブルの今回のアップデートはサイドポンツーンは残しつつ、インレットの上下幅のみ縮小してきた。つまり、両者のコンセプトはまったく異なり、レッドブルのコンセプトはゼロボッドではなく、ゼロインレットと呼ぶべきものだ。