今回、2日間に渡って起きた一連の電源系の問題の原因がホンダになかったことは明らかになったものの、長谷川総責任者は「(車体とPUの)どちらに原因があったのかということよりも、チームとして走行時間を失ったことが残念。でも、グランプリ期間中に出なくてよかったと前向きに考えたいです」と、パートナーを責めることはなかった。

 それよりも、長谷川総責任者が気にしていたのは、13人中11位に終わったパフォーマンスだった。
「アロンソの1分21秒389は、タイムを出した時間帯(午後5時すぎ)を考えれば、そこまで悪くなかったと思います。通常、夕方にベストタイムは出ないじゃないですか。もし、ハーネス(電気系)の問題に見舞われずに、お昼ごろにアタックができていたら、もう少しタイムが良かったのかもしれない」

 それでも、トップのフェラーリは1分18秒台に突入。レッドブル、メルセデスAMGだけでなく、トロロッソとルノーも1分19秒台を叩き出し、1分20秒台にはフォース・インディアとウイリアムズが並んでいる。振り返れば、後ろにはザウバーしかいない状況に、「相当な危機感を持っています」と、長谷川総責任者の表情は厳しい。

 しかし、今年はトークンフリー。年間4基の範囲内で、自由にアップデートできる。シーズンはまだ開幕もしていない。あきらめるのは、まだ早い。

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