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 英AUTOSPORTは、ホンダが長期的に進歩していくためには、体制を全面的に見直す必要があり、外部からの助けを積極的に借りて、ジル・シモンのようなエキスパートと再び契約し、そういったコンサルタントや、時にはマクラーレンからも指導を受けるべきであると、主張する。新しいアプローチをとり、コミュニケーション体制を改め、変化に対してもっとオープンになり、新しい技術とアイデアを受け入れる必要があるというのだ。

 しかしアロンソは、マクラーレンにとって長期的にホンダと手を組んでいくことが最善の道であるのかどうか、チームは熟考する必要があるとまで考えているかもしれない。

 マクラーレンとホンダは長期契約を結んでおり、ホンダは多額の資金をチームにもたらしていることを考えると、現時点では両者が提携を解消するという道は選択肢にはないだろう。ただ、低迷があまりにも長く続けば、状況は変わるかもしれない。

2017年第1回F1合同テスト2日目 ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)がピット入口でストップ
2017年第1回F1合同テスト2日目 ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)がピット入口でストップ

 万が一、マクラーレンがホンダとの契約を打ち切る場合でも、F1の現在のレギュレーションにより、チームは他社のパワーユニットを得ることが保証されている。

 エンジンマニュファクチャラーは、全チームへの供給の保証に合意している。現在、メルセデス、フェラーリ、ルノーは3チームずつに供給しているが、万が一、マクラーレンがエンジンを失った場合、一定の条件を満たせば3社のうちのいずれかがパワーユニットを提供しなければならない。

 3社は同数のカスタマーチームを持つため、最終的に抽選で決定する可能性もあり、あるマニュファクチャラーは、そのような初の事態が訪れた場合にはテレビでライブ中継をすべきかもしれないと述べたということだ。

 当面、そのような状況に陥ることはないだろう。しかしマクラーレンとホンダの間の緊張感は高まっており、大きな問題を抱えているのは間違いなさそうだ。

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