この新たなTCR規定クラスは、その他のリージョナル選手権でも採用されているシリーズ独自のBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)を用いたホモロゲーション規約を導入。現在のマシン・パフォーマンスに基づいて、IMSAのGSクラスとSTクラスの中間に位置するカテゴリーとしてスタートする予定となる。

『IMSAコンチネンタルタイヤ・チャレンジ』はGT4や市販車改造クラスなどがメイン
『IMSAコンチネンタルタイヤ・チャレンジ』はGT4や市販車改造クラスなどがメイン

 さらにIMSAは、TCRカテゴリーの北米マーケットが拡大する流れをにらみ、将来的に“TCR USA”と“TCRカナダ”をスタンド・アローンのシリーズとして独占的に開催するオプション契約も締結。

 同時に、北米域内のその他のカテゴリーに対しても、TCR規約の導入サプライヤーとなる権利を保有することとなった。

「発足以降、我々のTCRはすぐに標準的なグローバル・ツーリングカー・プラットフォームになった」と、TCRを統括するWSC代表のロッティ。

「私たちの目標は、ツーリングカーレースのベースをふたたび作り上げることだった。そのために重要なポイントは、機会の平等性を確保するためにマシンコストを低く保つことだ」

「北米では、IMSAがこのマーケットを牽引するもっともプロフェッショナルなパートナーであると信じており、この協業を確立することができて光栄だ」

伝統のロレックス・デイトナ24時間にもTCRマシンが大挙参戦することが予想される
伝統のロレックス・デイトナ24時間にもTCRマシンが大挙参戦することが予想される

 現在、北米マーケットで自動車販売を展開しているマニュファクチャラーのなかで、TCRマシンを製造しているメーカーは、フォルクスワーゲン、アウディ、フォード、ホンダ、アルファロメオ、キア、スバルなどがあり、来季1月に開催される伝統のデイトナ24時間耐久レースに向けて、プライベーターにも参戦の門戸が大きく開かれたことになる。

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