ルクレール、英国グランプリをシーズン6度目のポールと5回目の優勝で制す

2017年7月13~16日
イギリス シルバーストンサーキット

 シルバーストンではF1関連の行事が目白押しとなっていたため、通常は金曜に行なわれるサポートレースのフリー走行は木曜の午後に行なわれる変則的なスケジュールとなった。
 
 走り始めから#1シャルル・ルクレールはただ一人1分40秒台のタイムを叩き出すが、#2アントニオ・フォーコはマシンに違和感を感じタイムを伸ばすことができなかった。
 

予選

 不安定な天候の下、金曜午後の予選ではルクレールが盤石の走りで今期6戦連続となるポールポジションを獲得。

 万が一、雨が降った場合を考えていつも通りまず一発目のアタックですでに一番時計をマーク。全車ピットに戻りクールダウンをしてタイミングを見計らう。何台かがルクレールのタイムを上回るが、それらを一蹴する様な走りで再びポールを奪取。1分38秒427をマークした。

 対するフォーコは2秒以上も遅れて最下位に終わったことからも分かるようにマシンの問題が解決しない状態に終わった。

フィーチャーレース

 フィーチャーレースではポールからスタートを決めそのままトップを奪う。
シャルルを含む大半のマシンがオプションタイヤソフトでスタートする戦略を採り、まずはレースをリード。

 しかしタイヤのグリップの低下が早く、6周目にはシャルル以降の後続車がピットに飛び込むなか、7周目に入ったルクレールのエキゾーストから大量の白煙が上がる。しかし大事には至らずこの周にピットインしてタイヤを交換。
 
 プライムタイヤハードでスタートした#7松下信治(ART)がトップに立つが、シャルルのペースは松下よりも1.5~2秒も速い。
 
 19周目のハンガーストレートでは左側のミラーが脱落するハプニングもあったが、これも彼の勢いを削ぐことはなく、21周目に松下らがピットインしたことで労せずして首位に復帰、そのまま優勝。フィーチャーレースでは6戦5勝と圧倒的な勝ち方で、勝ち星をさらに増やした。

シャルル・ルクレール 2017年FIA F2第6戦シルバーストン
2017年シーズン5勝目を挙げたシャルル・ルクレール

 
 フォーコは依然としてマシンの違和感が解決せず、後続集団の中で本来の走りもできないまま16位でレースを終えた。

本日のレースクイーン

松田蘭まつだらん
2025年 / オートサロン
AUTOWAY/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る