ロッシはポールポジションからトップを守ったが、スリックでの1ラップ目終盤、ターン9立ち上がりで大きくホイールをスピンさせ、予選6位から2番手まで順位を上げていたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)にトップを奪われた。

 さらに、ロッシは次のピットストップで燃料ホースにトラブル発生。ほとんど給油をまともに行えずにコースへ復帰。7周後にもう一度ピットに入って17番手まで大きく後退した。チームのミスで優勝のチャンスは泡と消えた。そう思われたが、幸運にも2周後にイエロー発生。ライバル勢が給油を行なった際にコース上にとどまり、トップに返り咲いた。

 しかも、ピットタイミングをずらす作戦を採った何台かをトップグループとの間に挟むことができ、大きなリードを手に入れることにまでなった。

レースをリードするアレクサンダー・ロッシ

 不運が幸運に転じたロッシは、そのまま優勝へと逃げ切った。レース終盤にはディクソンがワトキンスグレン5勝目に向けて猛チャージを仕掛けて来たが、前を走るロッシはアタックのチャンスを与えなかった。

「昨年のインディ500とは違い、今日の僕らには圧倒的に速いマシンがあった。トロントでインディ以降初めての表彰台に上り、今週は初PP、キャリア2勝目を挙げた。これでもうプレッシャーからは解放される」

「最後の12周はディクソンとの一騎打ちとなり、同じマシンに乗る彼と戦って勝てたのだから最高だ」とロッシは語った。

 彼はこのレースウィークエンド中に2018年もアンドレッティ・オートスポートに残留することを発表しており、初優勝のタイミングはベストのものとなった。

 佐藤琢磨は予選4番手からスタートし、ふたつ目のターンへと飛び込むところで2番手に浮上した。しかし、その直後に失速。ディクソンに抜き返された後は見る間に順位を落とていき、そのまま優勝争いから脱落する羽目に陥った。トラブルはターボのコントロール系に発生したようだ。

「スタートが良く、ターン2で2番手に上がることができた。その後すぐにロッシのスリップに入れたので、あのままちゃんと走れていたらトップに立てていた。優勝を狙えたはずですよ」と琢磨は悔しがる。

「ソノマはここ数年いい戦いができているコースだし、アンドレッティ・オートスポートが去年速かったコースだから、ロードコースでの優勝を目指す」と今年最後のレースでの活躍を誓っていた。

表彰台で喜ぶホンダ勢の3人

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