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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.08 11:07

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第34戦テキサス レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第34戦テキサス レースレポート

 最前列2番手スタートのハムリンが好ダッシュで首位に立ったが、5番手スタートのカイル・ブッシュは1周目に他車と接触し車両にダメージ、ピットインを余儀なくされ、イエローコーションが出なかったこともあり、カイル・ブッシュは最後尾の40位、2周遅れとなってしまった。

 序盤はエリック・ジョーンズが2位でハムリンに続きトヨタ・カムリの1-2態勢に。しかし中盤のグリーンフラッグピットでハムリンはややタイムをロス。ステージ1は7番手スタートからポジションを上げたトゥルーエクス・Jr.が2位、ハムリン3位、エリック・ジョーンズ6位。35番手と後方スタートから目覚ましい追い上げを見せたケンゼスが7位、ダニエル・スアレツが10位フィニッシュとなった。

 ステージ2は開始直後にスアレツが接触でスピン。これにより出されたコーションでピット戦略が分かれ、順位が入れ替わったが、トヨタ勢のトゥルーエクス・Jr.、ハムリン、ケンゼス、エリック・ジョーンズらはトップ10圏内をキープ。ステージ2はトゥルーエクス・Jr.が4位、ハムリン6位、ケンゼス8位、エリック・ジョーンズ10位で終えた。

 ステージ3も開始してまもなくスピン車両によりイエローコーション。これでカイル・ブッシュがようやくラッキー・ドッグ(コーション発生時の周回遅れ最上位が首位と同一周回に戻れる救済措置)を獲得。その後ポジションを取り戻して行ったが、突然のタイヤパンクに見舞われ再び後退。

 終盤戦は、ケンゼス、ハムリン、トゥルーエクス・Jr.の3台が首位争いを展開。しかし、終盤40周以上に渡る長いグリーンフラッグ走行が続く中、周回遅れに阻まれる形となったトゥルーエクス・Jr.は惜しくもライバルの先行を許すこととなり、2位でフィニッシュ。それでもトゥルーエクス・Jr.は、これまで獲得してきたポイントにより、最終ラウンド、ホームステッドでタイトルを争う権利を手にした。

 ハムリンが3位、ケンゼスが4位でトヨタ勢は2-3-4位フィニッシュ。

 これで、最終戦でタイトルを争う4人の中に、トヨタ勢としてカイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.の2名が入ることが確定。今大会勝利を挙げたケビン・ハーヴィック(フォード)が3人目となり、残る1名の座を次戦フェニックスで争うこととなる。

 ハムリンは現在ポイントでは5位。次戦フェニックスで勝利を挙げてのプレーオフ最終戦進出を目指す。

 次戦第35戦は11月12日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.

「彼(ケビン・ハーヴィック:フォード)が我々よりも速いことは分かっていた。我々のトヨタ・カムリは速かったが、ロングランで若干苦戦した。彼が猛烈な勢いで迫ってきて、何とか抑えようとしたが、前にいた周回遅れ同士のバトルで空気が乱れ、かわされてしまった」

「とはいえ、最終ラウンド進出を決められたのは本当に嬉しい。昨年残念な思いをしただけに、今年こうして最終戦でタイトルを争うことが出来るなんて、夢のようだ。今から最終戦でどんな戦いが出来るか、考えてとても興奮している」


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