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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.08 11:07

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第34戦テキサス レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第34戦テキサス レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第31戦 O’Reilly Auto Parts 300
開催日:11月4日

エリック・ジョーンズが今季3勝目
トヨタ・カムリは3台がトップ10フィニッシュ

 11月4日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第31戦『O’Reilly Auto Parts 300』がテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。

 同シリーズのプレーオフは、シーズン終盤の7戦で、当初12名が選抜され、第1ラウンドの3戦を終えた時点で8名へ。そして続く第2ラウンドの3戦で勝ち残った4名が最終戦ホームステッドでタイトルを争う。

 トヨタ勢ではルーキーのマット・ティフトが第2ラウンドの8名の中に残っている他、オーナーポイント(ドライバーにかかわらずゼッケン番号にかけられる選手権)のプレーオフ争いで、トヨタ・カムリで参戦している18号車と20号車がトップ4につけている。

 今大会、この18号車はトラック・シリーズでタイトルを争っている期待の若手、クリストファー・ベル。そして20号車は一昨年のトラック・シリーズチャンピオンで昨年エクスフィニティ・シリーズのルーキーチャンピオン、そして今季はカップ・シリーズにステップアップしフル参戦している21歳、エリック・ジョーンズがドライブすることとなった。

 4日(土)午後7時47分、1.5マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。直前の予選で今季2度目のポールポジションを獲得したエリック・ジョーンズはスタートからステージ1を支配し、一度もその座を譲ることなくステージ1を制した。3番手スタートのティフトが5位、8番手スタートのベルが6位。3台共にプレーオフ争いにおいて重要なボーナスポイントを獲得した。

 ステージ2では、スタート前コーションのピット作業で2位へと後退したエリック・ジョーンズが、ステージ中盤のコーションからの再スタートで首位を奪還。ステージ2も制した。ティフトが5位。トップ5圏内を走行していたベルは残り10周というところでスピン。見事なコントロールで接触は免れたものの、ピットインを余儀なくされ、ポジションダウン。再スタート後追い上げたがステージ2は11位で終えた。

 このベルのスピンによって出されたステージ2終盤のコーションにより、ピットタイミングをずらす戦略に出た車両が多くあり、ステージ3開始前にピットインしたエリック・ジョーンズは15位での再スタート。逆にピットインしなかったベルは3位。また、ティフトもピット作業違反ペナルティで後退を余儀なくされ、24位で再スタート。

 ステージ3前半はベルが2位で首位を追う一方で、エリック・ジョーンズが目覚ましい追い上げを見せ、115周目にはトップ5へ浮上した。

 125周目にスピン車両によりイエローコーション。ここで好ピット作業に助けられたエリック・ジョーンズが首位に復帰。再スタート後はベルと,やはり追い上げてきたティフトが4位を争う展開となった。

 その後はイエローコーションが出ず、終盤にグリーンフラッグ下でのピット作業が繰り広げられたが、全車がピットを終えた時点でエリック・ジョーンズが首位に復帰。最後はライバルの追撃を受けたエリック・ジョーンズだったが逃げ切りトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。

 ベルが6位、ティフトは8位。ティフトはプレーオフランキングで5位となっているが、進出圏内の4位とはわずか5ポイント。最終ラウンド進出へ向け、次戦での逆転を目指すこととなる。また、オーナーポイント争いでも、20号車、18号車共に着実にポイントを稼ぎ、最終戦進出圏内の2位、4位につけている。

 次戦第32戦は11月11日(土)、フェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー エリック・ジョーンズ

「レースをスタートしたときは、我々のトヨタ・カムリは本当に速く、今日はレースを支配出来るんじゃないかと思ったが、そうはいかなかった。我々は多くの周で首位を走り、簡単なレースに見えたかも知れないがそうではなかった」

「エクスフィニティ・シリーズの戦いは年々厳しい物になっている。そんな中で、再びトヨタ・カムリと共にヴィクトリーレーンに上がれたのは嬉しい。前に勝ってから数ヶ月ぶりだし、またテキサスで勝つことが出来たのも良かった」


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