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投稿日: 2018.06.25 09:31
更新日: 2018.06.25 09:32

インディ第10戦:ニューガーデンがロード・アメリカを制圧。琢磨も反撃ののろし


海外レース他 | インディ第10戦:ニューガーデンがロード・アメリカを制圧。琢磨も反撃ののろし

 インディカー・シリーズ第10戦ロード・アメリカの決勝レースが24日に開催され、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンがポール・トゥ・ウインで今季3勝目を挙げた。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、上位を争い今季最高の4位でレースを終えた。

 高速ロードコースのロードアメリカ。新エアロでの予選バトルを制したのは、今年もチーム・ペンスキー/シボレー勢だった。

 最高気温23度という快適なコンディションで行われた3段階の予選でジョセフ・ニューガーデンがポールポジションを獲得し、ウィル・パワーが2番手となってフロントロウを独占したのだ。

 しかし、ホンダ勢も3番手にライアン・ハンター-レイ、4番手にアレクサンダー・ロッシ(ともにアンドレッティ・オートスポート)、5番手にロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)と続き、さらには7番手に佐藤琢磨、8番手にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、9番手にグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)とペンスキー包囲網を敷いた。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は予選の第1ラウンド敗退で14番手スタートとなった。
 
 決勝日も気温は23度。ファンにとってもドライバーたちにとっても絶好のレース日和となった。

ロード・アメリカ戦スタート

 インディ500ウイナーのパワーはスタート直後にシボレーエンジンにトラブル発生。最下位23位という惨憺たる結果に終わったが、ポールスタートだったニューガーデンは危なげない走りでトップをキープ。

 ピットストップに向かった時以外はリードを続けてゴールまで逃げ切った。そのペース、ミスのない走り、好燃費……とニューガーデンはまさに完璧なレースを戦った。チームのクルーたちも見事なピット作業を繰り返し、逆転優勝を狙っていた予選3番手のハンター-レイに一切の隙を与えなかった。

終始ハンター-レイを抑えレースをリードしたニューガーデン

「金曜の走り出しからマシンが非常に速く、金曜のうちにレース用のセッティングを煮詰めることができた。予選でPPを獲得し、レースでも同じように速さを発揮でき、まさに完璧なレースを戦えた」とニューガーデンはシーズン3勝目を喜んだ。

 燃費でもパワーでもシボレーとホンダのエンジンはほぼ互角と見ることができるだろう。ピークパワーではシボレーが優位にあると言われ、実際にそうであるようだが、その差は極めて小さい。そして、パワーレンジの広さではホンダに少しアドバンテージがあるようだ。

 スタートで2番手に浮上し、そのポジションを保ち続けたハンター-レイが2位でゴールした。ニューガーデンよりも1周早くピットに入るなど、相手を揺さぶる作戦を採用しても良かったと思われた闘いだった。

 しかし、彼らは真っ向勝負での逆転を狙っていた。シボレーエンジンの燃費が自分たちよりも悪いことを期待し、相手が先にピットすることを期待していたのかもしれない。しかし、ニューガーデンとハンター-レイは3回行ったピットストップすべてが同タイミングで、クルーたちの作業ミスもなかったことから順位の逆転は発生しなかった。

ランキングトップのスコット・ディクソン

 3位はディクソンのものとなった。序盤に思ったほどのポジションアップができなかった彼らだったが、セカンド、サードスティントにハードプッシュして3番手に浮上。

 最後のピットストップは敢えて早めに行うことでトップを奪いにいったが、それは叶わず。しかし、8番グリッドからのスタートで表彰台に手を届かせたのは、まさにディクソン、そしてチップ・ガナッシ・レーシングらしい見事な戦いぶりによるものだった。

 4位は佐藤琢磨。ディクソンより前の7番グリッドからのスタートで一気に4番手に浮上。最終的にそのポジションを保ってのゴールとなった。

 ディクソンには先行を許したが、ウィケンス、ロッシをコース上でパスしての4位フィニッシュは、久しぶりに琢磨らしいアグレッシブな走りっぷりによるものだった。

佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)

「ロッシにターン6で押し出された。あれはペナルティを科せられるべきものだったと思う。サイド・バイ・サイドで走れるのに、こちらにぶつかってきた。同じことを彼はスタート直後にロバート・ウィケンスに対してもやっていた。こっちはインにスペースを十分与えていたのに」と琢磨はロッシの走りに不満を抱いていた。

「インディカーはトップカテゴリーだから。ぶつけてポジションを上げるなんていうことをやってはいけない。今日ペナルティが科せられなかったのは、スチュアードがレーシング・アクシデントと判断したという意味なのだろうけれど、あれはおかしい」

「あの後に彼をパスし、あの接触があったために先行を許したウィケンスも抜けたので、結果はぶつけられる前と同じものが手に入りましたけど、一度パスしたロッシに先行をさせたことでディクソンに逃げられてしまった。表彰台も可能だった」

「いい走りができ、難しいロード・アメリカでタイヤの持ちも良かった。やっとレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングらしいレースを戦うことができたと思う。シーズン後半戦が楽しみだ」と琢磨。

 5位はウィケンス、6位はイホールと、ホンダ勢はトップ6に5人が入った。ニューガーデンは孤軍奮闘、シボレーに今季5勝目をプレゼントした。これでまたシボレーとホンダの勝利数はタイとなった。

第10戦ロード・アメリカ表彰台


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