NASCAR XFINITY SERIES
第2戦 Rinnai 250
開催日:2月23日

トヨタ・スープラがNASCAR初優勝!
クリストファー・ベルが完全勝利
トヨタはシリーズ150勝達成

 2月23日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第2戦『Rinnai 250』がアトランタ・モーター・スピードウェイで開催されました。
 
 NASCARシリーズに初めてトヨタ・スープラが参戦した前戦デイトナでは、初戦ながら3位を獲得しましたが、NASCAR初優勝を目指し、今大会も8台のトヨタ・スープラが出場しました。

 今大会は22日(金)に各カテゴリー練習走行とカップ・シリーズの予選を行い、23日(土)の午前中にエクスフィニティとトラックの予選、そして午後から夜にかけて両シリーズの決勝をダブルヘッダーで行うという変則的なスケジュール。

 しかし、23日(土)の午前中は雨に見舞われたため、予選はキャンセルに。決勝レースのスターティンググリッドは規定に則り、2018年のオーナーズポイント(車両ゼッケンにかけられる選手権)で決定され、クリストファー・ベルが3番手、ジェフリー・アーンハートが8番手、ブランドン・ジョーンズが9番手からスタートすることとなりました。

 午後2時14分、1周1.54マイルオーバルを40周、40周、83周の3ステージ合計163周(251.02マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。2列目3番手グリッドのベルが好ダッシュを決め、首位に立つと、イエローコーションが出ず、周回数的にもピットインの必要がないステージ1、ステージ2ともに独走で制覇。ベルにとって同シリーズでは初の両ステージ制覇を果たし、プレーオフポイント及び最大のステージポイントを獲得しました。
 
 ステージ3は最低1回はピットインが必要な周回数。残り30周ほどとなったところで、首位を独走していたベルはグリーンフラッグ下でピットイン。その後、ライバルも続々とピットインしていった10周後に、ベルは再び首位に返り咲きました。
 
 レースは残り8周というところでスピン車両によりイエローコーションが出され、最後の3周で争われることに。この日レースの大半を支配したベルは、再スタートも危なげなく決めると、ライバルからの追撃をものともせずトップチェッカー。全ステージ制覇、全163周中142周で首位走行という圧倒的な強さで今季初勝利を挙げました。
 
 この勝利によりベルは2年連続となるプレーオフ進出を確定。この勝利は今季よりNASCARに参戦を開始したトヨタ・スープラにとっても初めての勝利。そしてトヨタにとって、2007年に同シリーズに参戦して以来、通算150勝目という記念すべき1勝ともなりました。
 
 ステージ2までトップ5をキープする速さを見せたブランドン・ジョーンズは、ステージ2の後のピットでスピード違反を取られ25位と大きくポジションを落としましたが、ステージ3で見事な追い上げを見せ4位フィニッシュ。アーンハートはレースを通してトップ10圏内での走行を続け、自身キャリア最高位となる6位、初のトップ10フィニッシュを果たしました。

 次戦第3戦は3月2日(土)、ラスベガス・モーター・スピードウェイで行われます。

ドライバー クリストファー・ベル

「このような記念すべき勝利というのはいつだって格別です。初勝利、100勝目、そして今日、150勝目を上げることができました。何よりも、トヨタ・スープラでの初勝利ドライバーになれたことは本当に素晴らしいです」

全ステージ制覇の圧勝で『トヨタ スープラ』にNASCAR初勝利をもたらしたクリストファー・ベル
全ステージ制覇の圧勝で『トヨタ スープラ』にNASCAR初勝利をもたらしたクリストファー・ベル

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