両者9ポイント差で迎えたレース2のスタートで、ダールグレンは奇跡のロケットスタートを見せ、一気にチームメイトの背後6番手へジャンプアップ。すぐさま1コーナーでゴランソンに仕掛けると、ドアを閉められるのも構わず5番手へ。

 多発したバトルでフロントバンパーを破損し、ペースの上らないニッサン・パルサーのリナス・オーソンに行く手を阻まれるゴランソンを尻目に、ダールグレンはそこからジワジワと先行車を仕留めながら順位を上げていき、残り2周時点で2番手を走行していたビヨン・ビルドハイムに各コーナーフルカウンター状態で迫ると、わずかにコンタクトしつつもファイナルラップを前に2番手へ浮上。残すは先頭を走るダチアSEのマティアス・アンダーソンのみとなった。

 そして最後のホームストレート。フィニッシュラインで0.927秒まで迫ったものの、わずかに及ばず。ダールグレンは2位フィニッシュ。チームメイトのゴランソンは4位まで上げてゴールラインを通過し、王座はゴランソンの手に渡った。

「ついに射止めたよ! 5度目のタイトルだなんて本当にヘンな感じだ。ものすごくハードな戦いだったし言葉も浮かばないぐらいだけど、今はただただお祝いをしたい気分だ。ロバートにもありがとうを言いたい。彼は本当に偉大なチームメイトだっただけでなく、今季は最強のコンペティターでもあった」と、ゴランソン。

レース2はダールグレンの追撃をかわし、薄氷を踏む思いでのタイトル獲得となった
レース2はダールグレンの追撃をかわし、薄氷を踏む思いでのタイトル獲得となった

 一方、レース2で神がかり的なドライビングを見せたダールグレンは、目前に迫ったチャンスを逃したことに明らかな落胆を見せた。

「本当に、深く深く失望している。もう一度Q2を走れる機会があったら……。あと1ラップだけレース2が長かったら……。まったく別のストーリーがあったはずだ。残念ながらそれは実現しない話だけれど、リチャードとチーム全体におめでとうを言いたい。彼らは素晴らしい仕事をしたんだ」

毎年タイトル争いに加わるものの、テッド・ビョーク、ゴランソンに阻まれる結果が続くダールグレン
毎年タイトル争いに加わるものの、テッド・ビョーク、ゴランソンに阻まれる結果が続くダールグレン

 5回目のドライバーズチャンピオン、そして4年連続のチームズチャンピオンは、スウェディッシュ・ツーリングカーやTTA時代も含めて、STCC史上初の記録となっている。

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