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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.09.27 18:02
更新日: 2016.09.27 18:15

TOYOTA GAZOO Racing NASCARロードン レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCARロードン レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第27戦 VisitMyrtleBeach.com
開催日:9月24日

ダニエル・サレスが惜しくも2位フィニッシュ
レースを支配したエリック・ジョーンズは無念のクラッシュ

NASCARケンタッキー・スピードウェイ ダニエル・サレス(#19)
NASCARケンタッキー・スピードウェイ ダニエル・サレス(#19)

 9月24日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第27戦「VisitMyrtleBeach.com」が米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで開催された。

 エクスフィニティ・シリーズも今季より導入されたシーズン終盤のプレーオフ“チェイス”に突入した。トヨタ勢では、昨年キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでルーキーながらチャンピオンに輝き、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦している20歳のエリック・ジョーンズと、フル参戦2年目を迎える24歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスの2名が“チェイス”に進出。タイトルを争う。

 この週末はカップ・シリーズとトラック・シリーズが遠く離れたニューハンプシャー州ロードンでの開催という事もあり、掛け持ちのドライバーはおらず、シリーズレギュラーとスポット参戦ドライバーによってレースが争われた。

 24日(土)午後8時17分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。直前の予選で今季8度目となるポールポジションを獲得したエリック・ジョーンズはスタートを決めると、2位以下を大きく引き離し首位を快走した。

 その後方では2番手スタートのサレスと、脳腫瘍の手術から復帰した20歳のマット・ティフトが6番手スタートから上位争いを展開。
 レースの半分に当たる100周にわたってトップを快走したエリック・ジョーンズだったが、レース終盤の188周目、再スタート直後に同じく“チェイス”を争うタイ・ディロン(シボレー)と接触し、共に壁にクラッシュ。レースを終えることとなってしまった。

 このクラッシュにより、レースは残り4周での再スタートに。イン側2列目の3位で再スタートを切ったサレスは、好ダッシュで前の車両をプッシュし、2位へ浮上。更にトップを追ったが僅かに届かず、2位でチェッカー。“チェイス”次ラウンド進出へ向け着実なフィニッシュとなった。

 復帰戦となったティフトは、中盤の再スタート時にジャンプスタートのペナルティを取られ、一時は周回遅れになるも、見事な追い上げを見せ5位フィニッシュ。復帰戦をトップ5という好結果で飾った。

 エリック・ジョーンズはクラッシュにより28位。“チェイス”争いでも次ラウンド進出圏外の9位へ後退してしまったが、まだその差は僅かであり、次ラウンド進出、そしてタイトルへ向け続く2戦での勝利を目指す。

 次戦第28戦は10月1日(土)、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー ダニエル・サレス:
「我々の“トヨタ・カムリ”は最後本当に速かった。あと1周か2周あれば逆転勝利も可能だったと思う。“チェイス”の開幕戦としては良いスタートが切れたと思うが、勝てる速さがあっただけに悔しい。とはいえ、これもレースだし、今日見せられた速さと共に、自信を持って次戦ドーバーに臨める」

<エクスフイニティ・シリーズの“チェイス”>
今季よりエクスフィニティ・シリーズと、キャンピングワールド・トラック・シリーズでもプレーオフ“チェイス”システムが採用されることとなった。エクスフィニティ・シリーズでは、全33戦のシーズンのうち、終盤の7戦でタイトルを争う。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバーと、未勝利でランキング上位の12名が“チェイス”に進出。

 “チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの2ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。


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