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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.10.12 11:57

TOYOTA GAZOO Racing NASCARシャーロット レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCARシャーロット レースレポート

 259周目の再スタート直後には12台が絡む多重クラッシュが発生。7位を走行していたカイル・ブッシュがこれに巻き込まれ、車両修復のために順位を落とすこととなってしまった。

 更に、308周目にはこの日の大半でトップ3を走行、この時点でも2位を走行していたハムリンがエンジントラブルに見舞われ、痛恨の戦線離脱。これにより出されたイエローコーション時には、ケンゼスと3位を争っていたトゥルーエクス・Jr.がクラッチトラブルに見舞われ、16位へと後退。

 残り18周での再スタート後、首位を争ったケンゼスが2位フィニッシュ。最後尾スタートと序盤のペナルティから追い上げてのトヨタ勢最上位フィニッシュを果たした。

 カイル・ブッシュも序盤のタイヤバースト、複数のピットペナルティや終盤のクラッシュなどから見事な復帰を果たし6位でチェッカー。エドワーズとトゥルーエクス・Jr.は12位、13位フィニッシュとなった。

 今大会は他チームも“チェイス”を争うドライバーが多くアクシデントに見舞われる波乱の展開となり、エンジントラブルで30位に終わったデニー・ハムリンも、“チェイス”争いでは次ラウンド進出圏内の8位をキープ。しかし、ポイントでは大きく遅れを取ることとなり、残り2戦も生き残りを賭けた激しい戦いが予想される。

 次戦第31戦は10月16日(日)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「ここはNASCARでも有数の追い越しが難しいコースであり、後方スタートからの2位は素晴らしい結果だ。正直なところ今日の48号車(ジミー・ジョンソン:シボレー)には誰も叶わなかっただろう。それだけに2位という結果には満足している。我々はここ3,4週、好調が続いているので、次週以降もそれを継続できるのを願っている。

 昨年まで2年連続でここシャーロットで“チェイス”から脱落した。今年も多くの問題に見舞われたが、何とか返り咲くことが出来た。長い一日だったが、ピット作業も戦略も上手く行って、望み通りのフィニッシュとなった」

<チェイス・フォー・ザ・NASCARスプリント・カップ>
“チェイス”と略して称されることが多い。NASCARスプリント・カップ・シリーズの全36戦のうち、終盤の10戦でタイトルを競うプレーオフシステム。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバー(全レース出場、ランキング30位以内が条件)と、未勝利でランキング上位の計16名が“チェイス”に進出。

“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの3ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落しポイントはリセット。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。


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