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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.10.12 11:57

TOYOTA GAZOO Racing NASCARシャーロット レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCARシャーロット レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第29戦 Drive for the Cure 300
開催日:10月9日

ダニエル・サレスとエリック・ジョーンズがトップ5フィニッシュ
2人揃って“チェイス”次ラウンド進出

3位、5位でフィニッシュし、“チェイス”第2ラウンド進出を決めたダニエル・サレス(#19)とエリック・ジョーンズ(#20)
3位、5位でフィニッシュし、“チェイス”第2ラウンド進出を決めたダニエル・サレス(#19)とエリック・ジョーンズ(#20)

 10月9日(日)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第29戦「Drive for the Cure 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。

 今季よりエクスフィニティにも導入されたプレーオフ“チェイス”は3戦目を迎え、今大会の結果で第1ラウンドを争った12名から、8名へと対象ドライバーが絞られる。トヨタ勢では今季フル参戦2年目の24歳メキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが前戦ドーバーで今季2勝目を挙げ、次ラウンド進出を決めている。

 昨年ルーキーながらキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのチャンピオンを獲得し、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦している20歳のエリック・ジョーンズは、レギュラーシーズン中にシリーズ最多の4勝を挙げるも、“チェイス”に入ってからは2戦連続で不運に見舞われ後方フィニッシュ。

 ランキングでは次ラウンド進出圏外の10位につけるも、ライバルとの争いは僅差であり、今大会、優勝もしくは上位フィニッシュでの次ラウンド進出を目指した。

 7日(金)に予選と決勝が行われる予定となっていたが、ハリケーンの影響で金曜日の走行は全てキャンセルに。スターティンググリッドは6日(木)に行われた公式練習のタイムで決定され、決勝は9日(日)、こちらも順延されたカップ・シリーズ決勝の後に、2週連続となる同一日ダブルヘッダーとして開催されることとなった。

 9日(日)午後4時52分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。

 2番手グリッドのエリック・ジョーンズと4番手グリッドのサレスは、序盤から、ダブルヘッダー同時参戦したカップ・シリーズのレギュラードライバーとトップ5圏内でのバトルを展開した。

 レースは中盤、100周以上に渡ってイエローコーションが出ない展開となり、周回遅れが続出。エリック・ジョーンズ、サレスを含む数台のみが首位と同一周回に。2度にわたるグリーンフラッグ下でのピットインが行われる中、エリック・ジョーンズは最後までピットインを引っ張り、残り40周で首位に浮上。

 175周目にイエローコーションが出され、エリック・ジョーンズはピットへ向かったが、ここで交換のため外したタイヤがピットエリアから転がり出てしまい、ペナルティ。首位と同一周回車両が少なかったため、9位へと後退するだけで済んだが、ペナルティのドライブスルーを消化している間に上位勢の隊列は整い再スタート。

 エリック・ジョーンズは大きく引き離されて再スタートを切ることとなってしまったが、その直後にダコダ・アームストロングがスピンを喫し再びイエローコーション。この間にエリック・ジョーンズは上位勢に追いつき、ライバルのピットインもあって6位へ浮上。

 最後の12周で、4位再スタートのサレスはひとつポジションを上げて3位フィニッシュ。エリック・ジョーンズも5位でチェッカーを受け、ランキングは6位へ浮上しサレスと共に“チェイス”次ラウンド進出を決めた。

 次戦第30戦は10月15日(土)、カンザス・スピードウェイで行われる。

ドライバー ダニエル・サレス:
「良いレースだったと思う。レースをスタートしてから日が落ちて暗くなっていったのも良いレースが出来た要因かも知れない。グリップや車両バランスがどんどん良くなっていった。周回遅れが多発する中でも高いパフォーマンスを示すことが出来、力強くレースを戦えた。今日も上位でレースを争うことが出来たが、次戦以降もこの調子を維持していかなければならない」

<エクスフイニティ・シリーズの“チェイス”>
 今季よりエクスフィニティ・シリーズと、キャンピングワールド・トラック・シリーズでもプレーオフ“チェイス”システムが採用されることとなった。エクスフィニティ・シリーズでは、全33戦のシーズンのうち、終盤の7戦でタイトルを争う。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバーと、未勝利でランキング上位の12名が“チェイス”に進出。

“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの2ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。


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