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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.04.08 12:00
更新日: 2020.04.08 12:01

WTCR:新型クプラ・レオンTCRを投入するクプラ・レーシング、新型コロナウイルスの影響でサポート撤回へ

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海外レース他 | WTCR:新型クプラ・レオンTCRを投入するクプラ・レーシング、新型コロナウイルスの影響でサポート撤回へ

 そのPWR Racingは4月3日付で2020年STCCの参戦体制をアナウンスし、2019年王者のロバート・ダールグレンと、優勝経験を持つ女性ドライバー、ミカエラ・アーリン-コチュリンスキーの残留を発表した。

「ここ数年は、モータースポーツキャリアで最高の戦績を残してきているし、そのリザルトは間違いなくPWR Racingのサポートなしには達成できなかったもの」と語った2019年STCC開幕戦ウイナーのコチュリンスキー。

「私たちは一緒に、史上初の女性ドライバーによるSTCC優勝などいくつか歴史的な記録も手にしてきた。2020年もさらにその記録を更新することを望んでいるし、ここでの4シーズン目を前にモチベーションは高まっている。PWRとセアト、クプラ・ファミリーの一員であることを誇りに思っている」

 チームは、シリーズチャンピオンのダールグレンと、ランキング6位のコチュリンスキーに対し、ブランニューモデルの新型クプラ・レオン・コンペティションTCRの2台を準備している。

「新しいレースカーを学ぶのは、いつだって刺激的でチャレンジングな出来事だ」と語るのは、2017年に続き自身2度目のタイトルを獲得しているダールグレン。

「こうしてSTCCに継続参戦できることをうれしく思う。選手権の名が何らかの役割を果たさないと考えることもできるが、それでもSTCCはスウェーデンだけでなく国際的に強いブランドバリューを誇る。クプラとともに戦えるのは光栄だ」

 チームはまた、2018年末に独自プロジェクトでの開発をアナウンスした電動ツーリングカー“PWR 001”の計画も継続することを明かしている。

「このスポーツを前進させるために全力を尽くすことこそ、チームのルーツと言える精神なんだ」と語ったPWR Racing共同代表兼2019年WTCR参戦ドライバーのダニエル・ハグロフ。

「それがこのプロジェクトが生まれた理由であり、作業は決して終わらない。レースの電動化はスポーツの歴史のなかで最も重要な移行のひとつであり、その発展にできる限り貢献することを決意している」

 2020年のSTCCシーズン開幕戦は5月15〜16日のクヌットストープが予定されていたが、全モータースポーツ・カテゴリー同様に新型コロナウイルス禍により開催延期が決定。オーガナイザーはイースター明けとなる4月12日以降に「改訂版カレンダーを発表したい」としている。

2020年もSTCCでチームメイトを務めることが発表されたロバート・ダールグレン(右)とミカエラ・アーリン-コチュリンスキー

2019年のコチュリンスキーは、開幕戦での1勝、5度の表彰台を記録し、ドライバーズランキング6位につけた

PWR独自開発によるEVツーリングカー”PWR 001″のプロジェクトは、引き続き推進するとしている


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