2015年にSCBシリーズ初参戦を果たしたダ・コスタは、2016年、2017年と3年連続でダブルスの招待選手になると、2018年のミリオン・レースでは当時のヒーロー・モータースポーツのシボレー・クルーズをドライブし、3位表彰台とファステストラップを獲得している。

「僕はブラジルとこのカテゴリーをとても愛しているし、こうしてふたたび戻って来ることができて本当にうれしいんだ。ただし、その理由は心から喜べるものではないし、リカルド(・マウリシオ)の一刻も早い回復を願っている」と続けたダ・コスタ。

「彼はこのカテゴリーの第一人者であるばかりか、国を代表するトップドライバーのひとりだ。その事実は、僕にとって大いなる使命感を抱かせるし、彼の代役として恥じないレースをするべく最善を尽くすつもりだ」

 開幕を制したシボレー陣営にはルブラックス・ポディウム・ストックカー・チームから、元フェラーリF1の跳ね馬乗り、フェリペ・マッサが今季フル参戦を果たしており、一方のシリーズ参戦2年目を迎えるTOYOTA GAZOO Racing Brasil(TGRブラジル)陣営には、2014年SCB王者ルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)や、今季シリーズデビューを果たすトニー・カナーン(フルタイム・バッサーニ/トヨタ・カローラ)が所属する。

 さらに3度のF1王者である父ネルソン・ピケ率いるピケ・スポーツから新体制で参戦のピケJr.や、こちらも元F1経験者のリカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ)らもトヨタ・カローラをドライブしており、5月15~16日のインテルラゴスでは国際派ドライバーたちの勝負に注目が集まる。

2018年ゴイアニアでの“ミリオン・レース”では、勝者ルーベンス・バリチェロとともに表彰台に上がっていたダ・コスタ
最前列左から、ネルソン・ピケJr.、トニー・カナーン、バリチェロ、そしてフェリペ・マッサと、2021年のシリーズには錚々たるメンバーが名を連ねる

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