選手権運営のトップを務めるフランソワ・リベイロは、現在の環境から考えてWTCC-2は「大きな恩恵がある」アイデアだと説明する。

「現在の経済情勢では、ドライバーとチームがTC1ワールドツーリングカーのレースに必要な財務を確保するのに非常に高いハードルが存在し、それを課題として認識している」

「WTCCは依然としてツーリングカーの最高峰として君臨するが、WTCC-2は世界的な舞台で自分の才能を披露し、FIAのタイトルに匹敵する……または将来のワールドツーリングカーチャンピオンを目指す良いプラットフォームを提供できる」

「WTCC-2をTCN2規定車に限定することで、参戦準備と管理がより手頃となる。 WTCC-2の競技者はイベント組織の標準化、世界的なメディアの露出、WTCCと共通するプロモーション活動の恩恵を受けることになるはずだ」

 また来季のWTCCにはいくつかの改革も実施される予定で、ツール・ド・フランスのチーム・タイムトライアル(TT)を模して始まり、17年からはボルボも参加する「マニュファクチャラー・アゲイント・ザ・クロック(MAC3)」は、2位のチームにも8ポイントを付与。勝者は16年より2ポイント増の12ポイントが与えられる。

 さらにニュルブルクリンク・北コースを除いてレース距離を3ラップ延長。さらにオープニングレースに対しメインレースを2周長く設定し、勝者は30ポイント、以下23、19、16と、トップ10圏内がポイント対象となった。

 そのほか、マラケシュとビジャレアルの市街地戦限定で、FIAとサーキット・コミッションの承認を条件にFIA世界ラリークロス選手権スタイルの「ジョーカーラップ」を導入。スポーティングレギュレーションにより、レース開始3周目以降からの運用が予定されている。

レース距離の延長と同時に、選手権ポイントはトップ10圏内まで対象を拡大
レース距離の延長と同時に、選手権ポイントはトップ10圏内まで対象を拡大
マラケシュ、ビジャレアルの市街地コースのみ「ジョーカーラップ」制度を導入
マラケシュ、ビジャレアルの市街地コースのみ「ジョーカーラップ」制度を導入

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