今回のテストでシリーズの技術部門とモータースポーツ部門は、前者がピットレーンから、後者は同部門が現在拠点を構えているシドニーのオフィスからリモートで現場を監督し、テストの終日にわたりライブストリーミングによるデータ共有が行われた。

 この日、マスタングが初めてオントラックテストを実施したその走行データは、ライブテレメトリとして両方のグループに送信され、スーパーカーのモータースポーツ部門責任者を務めるエイドリアン・バージェスは、まずは成功裡に終わったテストの成果を踏まえ「Gen3にとって歴史的な日になった」と振り返った。

「スーパーカーに携わるメンバー全員、そしてこの地点に到達するために、たゆまぬ努力を続けてきた“Ge​​n3”ステアリング・コミッティの面々にとって、この日は間違いなくエキサイティングな1日になった」と語ったバージェス。

「ウォーミングアップから順調に進み、現状はまだ持てるパフォーマンスをフルに稼働させるフェイズではないが、様子を見ながらライブテレメトリを活用し、多くの技術的な課題に取り組み、確認したいと考えていた重要な項目に焦点を当てることができた」

「今日の走行から取得できるデータは数多くあり、次回までに分析を進めていく予定だが、状況がどのように進んだかを考えるとこの成果には満足しているし、バサーストでクルマが公開される日が本当に待ち遠しいね」

 そのバージェスは今回のテスト結果に「勇気付けられた」とも語り、この第一歩が長い旅の始まりであり、さらに多くのハードワークが待ち構えるものの、スーパーカーとファンにとっても「特別な日になった」と続けた。

「今日、我々が見聞きしたことは爽快だった。数週間後にGen3を発表すれば、特別な何かを求めているファンは『感じるもの』があるだろうね。ルックスの重要性もさることながら、そのインサイドに『何が入っているか』を知ることは非常にエキサイティングだ。これらのクルマは何も失望させないはずだ」

より軽量で安価、かつ高い耐久性を両立したというGen3規定用共通パイプフレームシャシー
より軽量で安価、かつ高い耐久性を両立したというGen3規定用共通パイプフレームシャシー
全高の100mm削減、全幅の100mm拡幅などで、現行車両より“ロー&ワイド”なルックスに進化
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オントラックテストを実施したその走行データは、終日にわたりライブストリーミングによるデータ共有が行われた
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