「2022年シーズンには最低2台のクルマを走らせる予定だ。昨季はドライバーとチームのタイトルを守るという主な目標は達成できなかったが、競争の激しいシリーズで良い年を過ごした。2022年の焦点はすべての要素をまとめることで、タイトル奪還に挑戦するため必要なものがあることは間違いない。近日中にもラインアップを発表する予定だよ」とレストラップ代表。
そして2019年に念願のチームタイトルを手にした強豪ブリンク・モータースポーツも最低「2台を投入する」ことを確認し、その車両が第2世代『アウディRS3 LMS』にスイッチされることも明かしている。
「我々には確保すべきタイトルがひとつ残っている。それがSTCCドライバーズチャンピオンの称号だ。2019年にはチームのタイトルを獲得し、2022年に向けてはチームとドライバー、双方の王座のため戦う条件を確保するべく、この年末年始も非常に懸命に取り組んできたんだ」と明かした代表のテッド・ブリンク。
「新シーズンに向けては、これまで我々とレースをしたことがない新たなドライバーと契約を結んだ。さらに別のドライバーとも話し合っており、2022年も3台体制に拡張する可能性はオプションとして残されているよ」
その新ドライバーとして白羽の矢が立てられたのは22歳のヒューゴ・ネルマンで、昨季はランキング3位に終わったチーム共同所有者兼エースドライバーのトビアス・ブリンクとともに、新型アウディのステアリングを握ることが決まった。
「2022年が本当に楽しみだよ。ドライバーとしては誰だって、勝つための条件を整えたいとつねに思っているはずだ。僕はいま、ブリンク・モータースポーツでそれを手に入れたと感じているんだ」と意気込みを語ったネルマン。
2018年当時にクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)でヨハン・クリストファーソンの僚友としてSTCCデビューを果たし、その後はポルシェ・カレラカップで2年間を過ごしたネルマンは、昨季はカヤード・レーシングからシリーズに復帰し総合6位、ジュニア選手権2位でフィニッシュしている。
「STCCのトップを目指して戦うのは決して簡単なことではないけれど、アウディの新しいレースカーとチーム、そして僕の2年間のSTCCフルシーズン経験から、今こそまさにそれが達成できると思っている」


