一方、2022年もトビアス・ブリンクをエースに、古巣復帰のヒューゴ・ネルマンと2台体制を敷くBrink Motorsportは、今季より投入する新世代アウディのカラーリングを公開。ホワイトとグレーにイエローをあしらった「おなじみのパターンをリフレッシュしたバージョン」で新シーズンに挑む。

 そしてWTCR世界ツーリングカー・カップ経験者であるバックマン兄妹の長兄アンドレアスの起用と、若きエースとしてチームを牽引してきた23歳のオリバー・セーデルシュトレームの残留をアナウンスしていたレストラップ・レーシングも、改めてアウディへのスイッチを表明した。

「この決定はSTCCでの競争力を維持し、最新のTCRモデルでタイトルを争うという目標を達成するため、我々にとって重要なスイッチになる」と語ったチーム共同創設者のフレデリック・レストラップ。

「新しいアウディは、より多彩なセットアップの可能性を備えた、かなり有能なレースカーだ。チームとしても、ドライバーの好みに合わせてクルマをより良く調整することが可能になるはずだ」

 そして、2021年もクプラディーラー・チームPWRレーシングとして参戦し、ダールグレンが2度目の戴冠を果たしたPWRは、現王者の残留とともに21歳の女性ドライバー起用をアナウンスした。

「アクセルがチームに加わったことで、PWRとしても才能のあるジュニア世代のドライバーを、新しくこの世界に送り出すという姿勢を継続する意思を示せた。この若い才能とロバートの経験という組み合わせは、2022年のタイトル防衛に向けた強力なラインアップになる」と語ったチームマネージャーのマーカス・エクストロム。

 コチュリンスキーの後継者としてPWR入りを果たしたベングトソンは、レーシングカートでの経験を頼りに昨年のクヌットストープでSTCCのトライアウトに参加。そこで初めてTCR規定ツーリングカーのステアリングを握っている。

「STCCで最高のチームに加入するチャンスを得て、強力な資産やノウハウを背景に、本当に才能のある人々と仕事をすることは素晴らしい出来事だと感じている。ロバートより優れたチームメイトを探すことなんてできない」と語ったベングトソン。

「彼が得た経験と成功を収めた経緯を学びたいし、私たちはお互いをうまく補完し合っていると思う。今季はつねにフィニッシュし、可能な限り多くの情報を入手することに専念したい。そしてチャンピオンシップでもできるだけ多くのポイントを獲得できるよう、徐々にペースを上げていく必要があるとも思っている」

 今季STCCでのレースシートを後進に譲る格好となったコチュリンスキーは、初年度よりレギュラー参戦するワンメイク電動オフロード選手権エクストリームEでの活動と並行し、2018年に初代PWR001の開発ドライバーを務めた経験も加味し、PWRの新たな電動ツーリングカー開発計画『EPWRプロジェクト』の主軸として、プロトタイプPWR002の開発に従事することが発表されている。

改めてアウディへのスイッチを表明したLestrup Racingは、アンドレアス・バックマンとオリバー・セーデルシュトレームとともにシーズンを戦う
タイトル防衛に向け残留を決めたロバート・ダールグレン(左)と、PWR新加入のアクセル・ベングトソン
今季STCCレギュラーを退いたミカエラ-アーリン・コチュリンスキーは、初代PWR001の後継モデル開発に精力を注ぐ

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