世界選手権へと成長した世界初のフル電動フォーミュラーカーシリーズ、ABB FIAフォーミュラE世界選手権のシリーズ創設パートナーとして、8シーズンにわたって公式タイヤサプライヤーを務めてきたミシュラン。2021/2022年の“シーズン8”を最後にその役を退いたフランスのタイヤメーカーは、モータースポーツの研究・開発能力と経験を活かし、多様で過酷な条件下で技術革新を進め、それを実証してきた。
ミシュランが、フォーミュラEに使用される専用レースタイヤ『ミシュラン・パイロットスポーツEV』を独自開発したのは2014年のこと。このタイヤはレーシングタイヤでありながら市販タイヤと同様に、溝が掘られたトレッドを備えていた。