一方、そのトリプルエイトがファクトリー指定を受けるまで、前任としてホールデン・レーシングチーム(HRT)の名を掲げて戦った現ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドも、チームの以前の役割に敬意を表するトリビュート仕様を公開した。
「我々としても、ホールデン最後のレースで何か特別なことをしたかった。この記念すべき最後の瞬間に、あの有名な“HRTライオン”をマシンのボディサイドに描いていなかったら、それは適切なことだと言えないだろう。非常に多くの人々にとって、それがどれほど意味があることかを知っているからね」と語るのは、チーム代表を務めるブルース・スチュワート。
「このチームは、ホールデンとともに非常に長い歴史を築いてきた。最後の歓喜のために、ファンと一緒に我々が歩んできた旅を振り返り、週末に可能な限り最高の方法でブランドを送り出すことを楽しみにしている」
そして来季2023年より投入される新規定“Gen3”車両の初年度となるシーズンカレンダーも発表され、シリーズは2023年3月10~12日の『ニューキャッスル500』で新時代幕開けの日を迎える。
今季限りでモータースポーツ会場としての役目を終えたプケコヘに代表される、隣国ニュージーランドの会場は、現時点でスケジュールに含まれていないものの、運営組織は「2024年以降に戻ることに焦点を当てている」ことを強調。今季同様11月の『アデレード500』で全12戦のフィナーレを迎える。
「第7世代『フォード・マスタング・スーパーカー』と『シボレー・カマロZL1スーパーカー』が実戦デビューを飾り、さらに『サンダウン500』の復活や、記念すべき60周年を祝うマーキー『バサースト1000』の開催など、2023年はこのスポーツの歴史のなかで最もエキサイティングなシーズンになるだろう」と、シリーズCEOのシェーン・ハワードも自信を見せる。
「3月のニューキャッスルが待ち切れないね。世界的な“スポーツカー・アイコン”である2台の登場は、レースの新しい章を始める素晴らしい方法だ。そして将来のイベントに向け、まだカウンターパートと漸進的な話し合いを続けているが、関係者全員が2024年以降に焦点を当てることも最善の利益になる。我々はニュージーランドに戻るつもりであり、新しい会場とのパートナーシップに関しては、新年にも発表できると確信している」



■RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ2023年カレンダー
ラウンド | 開催日 | 開催地 |
---|---|---|
Rd.1 | 3月10~12日 | ニューキャッスル |
Rd.2 | 3月30~4月2日 | アルバートパーク |
Rd.3 | 4月28~30日 | ワネルー・レースウェイ |
Rd.4 | 5月19~21日 | シモンズ・プレイン |
Rd.5 | 6月16~18日 | ヒドゥン・バレー |
Rd.6 | 7月7~9日 | リードパーク市街地 |
Rd.7 | 7月28~30日 | シドニー・モータースポーツパーク |
Rd.8 | 8月18~20日 | ザ・ベンド |
Rd.9 | 9月15~17日 | サンダウン |
Rd.10 | 10月5~8日 | バサースト1000 |
Rd.11 | 10月27~29日 | サーファーズ・パラダイス |
Rd.12 | 11月23~26日 | アデレード市街地 |