F1公式タイヤサプライヤーであるピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーが、F1は人気を取り戻すために早急に変わる必要があると主張している。彼は、一案として週末のスケジュールを大きく変えることを挙げると共に、ドライバーたちの存在感を高めるべきであると述べた。

 近年のF1は一部のグランプリにおいて観客数・視聴者数が減少しており、人気を高めるための取り組みがなされつつある。

 ヘンベリーは、F1が危機に陥らないために何らかの手を打つべきであると主張、またF1契約を更新する前に規則変更の内容を具体的に知りたいとも述べた。ピレリとF1との現在の契約は2016年末までとなっている。

「どこをどう変えるべきかを決めるのは我々ではない。だが何かを変える必要があるのは確かだ」とヘンベリーが述べたとThe Guardianが伝えた。
「新契約がスタートする2017年のF1がどうなるのかを知りたい」

 ヘンベリーはまた、NASCARを例に挙げ、F1の中心は技術ではなくドライバーであるべきであり、F1ドライバーはヒーロー的存在でなければならないとの考えを示した。

「今のF1はあまりにも技術に支配されすぎている。私としては、ドライバーたちがスターでありキングの地位にあり、皆に慕われ尊敬される存在であってほしいと思っている」とヘンベリー。

「ドライバーはヒーローであってほしい。ファンはヒーローを求めており、優勝したドライバーは彼自身の力で勝ったと思いたいのだ」

「NASCARではドライバーがキング的存在だ。下位のドライバーたちですら数百万ドルの契約を結んでいるスーパースターだ」
「F1ドライバーも尊敬される存在であるべきだ。彼らはデイビッド・ベッカムのような国際的なスーパースターであるべきなのだ」
「なのに彼らは毎戦ヘルメットデザインを変えるのはくだらないことだと理解できずに愚痴や不平を言うような有様だ。グラハム・ヒルやアイルトン・セナのヘルメットデザインを知らない者はいない。これはドライバーのアイデンティティだ。そういう意味で、ヘルメットデザイン固定制は非常にいいことだと思う」

 F1商業面のボス、バーニー・エクレストンは、マレーシアGPでチームに対し、人工ウエットコンディションや終盤3戦のダブルポイント制というアイデアを話したという。ヘンベリーは、グランプリウイークエンドのプログラムを一新してもいいのではないかと述べている。

「金曜夜に予選をするというのはいい考えだと思う。そうすれば金曜にも勝者を決められるし、プロモーターにとって売り上げの助けにもなる。そして土曜日にスプリントレースをすれば、土曜に来たファンが表彰式を見ることができる」

「F1はエンターテインメントビジネスだ。人々を楽しませることができなければ、見てはもらえない。そうなるとスポンサーも参入しない。悪循環に陥ってしまう」
「さらに1年間妥協策を探って過ごすような余裕はない」

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