5月19〜20日にドイツのニュルブルクリンクにおいて開催される『ADAC Zurich 24h-Rennen(通称・ニュルブルクリンク24時間レース)』は、今年で40回目を迎える。先頃発表されたエントリーリストには176台が掲載されているが、日本からの新規エントリーも注目されそうだ。

 出場車両を見てみると、総合優勝争いの中心となるSP9(FIA GT3)クラスには31台もの車両がエントリー。内訳はアウディR8 LMSが7台、ポルシェ911GT3RとメルセデスベンツSLS AMGが6台ずつ、BMW Z4 GT3が5台とドイツの4メーカーが24台と大半を占めている。他にはニュル24時間初出場となるマクラーレンMP4-12C GT3が3台、アストンマーチン・V12バンテージGT3が2台、そしてシボレー・コルベットとフォードGTが1台ずつとなっている。

 この中で優勝候補の筆頭に挙げられるのは、マルコ・ホルツァー、ヨルグ・ベルクマイスター、パトリック・ロング(以上10号車)、マルク・リエブ、ロマン・デュマ、リチャード・リエツ(以上11号車)らポルシェのワークスドライバーを擁する昨年の覇者マンタイ・レーシングだろう。

 またヨルグ・ミューラー、デュルク・ミューラー、ウベ・アルツェン(以上19号車)、女性ドライバーのクラウディア・ヒュルトゲン、ドミニク・シュワガー(以上20号車)を擁すBMWワークス格となったチーム・シューベルトも有力だ。そして強力なドライバー布陣を敷くアウディ、メルセデス、アストンマーチンがどう絡むか? また注目のマクラーレンではゲンバラ・レーシングの30号車にニック・ハイドフェルトが合流する。昨年デビューしたワンオフカー、NテクノロジーP4/5は、今年はハイブリッドシステムを搭載しゼッケン1番を付けての挑戦となる。

 日本車では、GAZOO RacingがレクサスLFAを1台SP8クラス(全6台)に、トヨタ86を2台、SP3クラス(全15台)に投入。LFAは木下隆之/飯田章/脇阪寿一、86は高木実/石浦宏明/大嶋和也/井口卓人(165号車)、勝又義信/影山正彦/佐藤久実/ヘルウィーク・ダエネンス(165号車)という布陣になっている。

 なお高木と勝又は、ふだんは車両評価ドライバーを務めるトヨタ社員。86はトヨタ・スイス・レーシングからも2台が参戦するが、こちらはVLN(ニュル耐久)シリーズプロダクションカークラスであるV3クラスの車両となる。LFAは今年のVLNシリーズでクラス2連勝を果たしており、LF-A時代からとなる6年目の今年は結果が欲しいところ。

 昨年SP3Tクラス優勝を果たしたSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)は、吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・エンゲルス/カルロ・バンダムと昨年同様のドライバーラインナップで参戦。昨年よりも軽量化されたSTI S206はWRブルー・マイカのカラーリングとなり、VLN第3戦にテスト参戦。クラス3位にとどまったが、自らもステアリングを握った辰己英治監督は「改良点も見つかった。長いレースで実力を発揮したい」と語っている。今年もSP3Tには14台が参戦し、激戦区のクラスとなる。

 また、日本のファンが今年最も注目する車両はニッサンGT-Rだろう。今回の参戦車両はFIA GT3仕様のGT-RニスモGT3ではなく、クラブトラック・エディションというサーキット専用仕様の市販車がベースで、エンジン、ミッション、サスペンションはノーマルのまま。運営はGT-R開発チームが担当し、今後の市販GT-Rの開発を行う。

 2台が参戦するうち、チーム・ニッサンGT-Rの23号車は鈴木利男/田中哲也/星野一樹/ミハエル・クルム。またチームGTアカデミーの123号車は、昨年SP8Tクラス優勝を果たした山内一典/山本泰吉/トビアス・シュルツに、ニッサンGTアカデミー出身で、テレビゲームチャンピオンから昨年のル・マン24時間LMP2クラス2位を果たしたルーカス・オルドネスが加わっている。なお今年のSP8Tクラスはこの2台だけのエントリーだ。

 今年のニュル24時間は40周年記念大会ということで、16日にはニュル近郊のミューレンバッハにおいてファンフェスティバルが行われる。予選方式は、今季これまでのVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)3戦のトップ10に、2回の予選の上位を加えた計40台が、10秒間隔でスタートして2周だけのアタックを行う“トップ40予選”で、決勝スタートの第1グループのグリッドを決めることになった。

 主なタイムスケジュールは以下のとおり。

5月17日(木)
14:30-16:00 フリー走行
19:30-23:30 予選1回目
18日(金)
9:35-11:35 予選2回目
18:00-18:50 トップ40予選
19日(土)
16:00 スタート
20日(日)
16:00 ゴール

※現地時間。日本との時差は+7時間

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