28日からバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕したWEC世界耐久選手権第8戦に、LM-GTEプロクラスに参戦するポルシェAGチーム・マンタイが、2014年仕様のポルシェ911 RSRを先行投入した。

 ポルシェ911の誕生50周年という2013年に、ニュルブルクリンクの雄チーム・マンタイとともに新型のポルシェ911 RSRを投入、LM-GTEプロクラスでアストンマーチン・レーシング、AFコルセと激しい戦いを展開してきたポルシェ。

 そんなポルシェは、今季の最終戦となるバーレーンに、先行して91号車、92号車ともに2014年仕様の911 RSRを持ち込んだ。2013年仕様からの違いとしてまず目を引くのはフロントセクション。第7戦上海まで使用されていた13年仕様では、バンパー左右を深くえぐったような形状となっていたが、14年仕様は滑らかな形状に改められた。

 また、14年仕様ではリヤウイングが大型化しているほか、ロールケージ、サスペンション等も見直しされているという。

 ポルシェによれば、2014年から2年間は同じ車両を使用しなければならないとのことで、来季を迎える前に実戦投入を行いたかったとのこと。迎えた28日のフリープラクティス1では92号車がクラス3番手、91号車がクラス5番手に。プラクティス2では92号車がクラス首位、91号車がクラス3番手につけている。

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