ハンガリーGPでのアクシデントにおいてケガを負ったフェリペ・マッサは、ブダペストの病院で順調に回復を続け、集中治療室を出ることが決まった。
フェラーリは29日、以下のようなリリースを発表した。
「ブダペストのAEK病院からさらに朗報が届いた。フェリペ・マッサは先週の土曜以来回復を続けている。彼はさらなる検査を受け、継続的に改善されていることが明らかになった。フェリペは話をし、起き上がって座ることができ、初めて何歩か歩くことさえできた。本日彼は集中治療室を出る。臨床的および放射線医学的にはすべてが非常に順調に進んでいる」
「フェリペはAEK病院で何日か様子を見た後に、他に移動されることになる」
また、心配された左目のダメージだが、マッサは目を開け、視力に問題がないことが確認されたということで、主治医のディノ・アルトマン医師は火曜、多くの“ポジティブな兆候”が見られると述べた。
「彼の容態は急激かつ絶え間なく改善されている」とアルトマン医師。
「目覚めて反応を示す時間が増えている。フェリペは今日3つの言語を使って数人と話をし、常に理路整然と言葉を返していた。彼は理学療法的にも非常に順調な前進を見せている。彼は左目を開け、目が見えることを確認した」
「しばらくは注意が必要だが、今日は非常にポジティブな兆候が見られていると言える」
フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは再びマッサを見舞い、“君の赤いマシンはまたレースができるようになる日まで君を待っている”とマッサに伝えたという。