BMWザウバーの小林可夢偉が、ヨーロッパGPのレース終盤に見せた見事なオーバーテイクについて語った。
レース終盤にソフトタイヤに履き替えた可夢偉は、フレッシュタイヤのアドバンテージを最大限生かし、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミを抜き去り、7位を獲得した。
可夢偉は、自分の方が確実に速く、アロンソとブエミのことも信用していたので、思い切ってオーバーテイクできたと語った。
「マシンのフィーリングはとてもよかったし、僕はフレッシュタイヤを履いていたので、フェルナンドとセバスチャンよりもグリップがすごくよかった」と可夢偉はザウバーの公式サイトにおいてコメントしている。
「ラップタイムも明らかに速かった。ニュータイヤで走れたのは4周だけ。でも僕の方が確実に速かったから、トライしてみるべきだと思った。あの状況の中でできる最大限のことをやりたかったんだ」
「彼らがブレーキングで変な動きをしない限りはオーバーテイクできると思った。そして、彼らは変な動きなんかしないと思ったよ。ふたりとも素晴らしいドライバーだし、彼らとしてもレース終盤でポイントを失いたくなかったはずだからね」