ヨーロッパGPで予選18番手から決勝で見事7位に入った小林可夢偉をチームボスのペーター・ザウバーが賞賛し、今季可夢偉を起用した判断は正しかったと語った。
可夢偉は戦略により3番手に繰り上がった後、レース終盤にフレッシュタイヤに履き替え、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミをオーバーテイクして7位でフィニッシュ、ポイントを獲得した。
昨年終盤にF1にデビューした可夢偉をチームに招き入れたペーター・ザウバーは、その判断は正しかったことが分かったと語った。
「ルーキーとの契約には常にリスクが伴う」というザウバーのコメントをF1公式サイトが伝えている。
「しかし日曜、カムイは我々が正しい決断をしたのだということを証明してくれた。あのようなラップタイムは、ドライバーとマシンの両方が速くなければ出せないものだ。それ以外ない」
テクニカルディレクターのジェイムズ・キーと可夢偉も認めているように、ペーター・ザウバーもC29の問題は決勝と比べて予選のパフォーマンスがよくないことだと述べている。
「C29には大きなポテンシャルがあるが、エンジニアとドライバーたちがそのポテンシャルを毎回100パーセント引き出すことがなかなかできない。バレンシアでの予選のパフォーマンスと決勝中のラップタイムを比べると、本当に不思議だ」