ザウバーの小林可夢偉は、F1マレーシアGPのリタイア原因となったブレーキトラブルについて新たな事実を明らかにした。
マレーシアGPの可夢偉は、予選でサスペンションのトラブル、決勝でもブレーキトラブルに見舞わるなど散々な週末を過ごした末に、リタイアでレースを終えた。
「クルマのバランスがおかしかった」と可夢偉は予選について自身のホームページに綴っている。
「本来アンダーステアになるはずのコーナーで突然オーバーステアが出たり、オーバーステアになるコーナーでアンダーステアになったり、とにかく挙動が予測出来ない状態だった。予選が終わってから全部のコーナーの挙動をみながら、こんなところでオーバーが出ているとか訴えました。そうしたら、足回りが壊れていることがわかった。しかもいやらしいことにドカンと壊れたわけじゃなくて、徐々に壊れていったみたいで、右コーナーではいいけど左コーナーではダメといった状態だったり、結局理由が分かってすっきりはしたけど、足回りが壊れている状態でセッティングを進めていたから、どうなるかわかならい」
決勝レース、可夢偉はチームの戦略によって上位進出のチャンスを逃し、最終的にはブレーキトラブルでリタイアした。だが可夢偉は、ブレーキの問題が予選の段階から起きていたと明かしている。
「決勝レースは、まず戦略がダメでしたね。スタートは頑張って1周目9番手まで行ったけど、そのあとタイヤを交換するタイミングが全部外れた。マレーシアは天気予報をあてにしてはいけない、って何度も話していたんですが、結局レースになったらチームは天気予報を信じていたみたいです」
「しかも途中からどんどんフロントブレーキが効かなくなっていったので、ブレーキングの度にちゃんと止まってくれるのか怖かった。最後はヘアピンで全然止まらなくなって、もう無理ってピットインしました」
「じつはこれは後から分かったんですけど、ブレーキトラブルは予選中から出始めていたらしい。予選第1セッションの最後にミディアムでコースインしたんですけど、他のクルマがタイムを更新しないのでアウトラップで戻ってきたんですね。そこで車検を受けたときに、ブレーキがオーバーヒートを起こしたようです。それがなんでその場で分からなかったのかとかはチームが調べています」
「ミハエルをアウトから抜いたのは、あそこはブレーキングしないでいいからなんですけど。ブレーキが壊れていた状態でも、そこそこ速かった。フロントブレーキが壊れていたことの影響もあってか、なかなかタイヤに熱が入らなかったんですけど、もし何事もなく普通に走れていたら入賞は間違いなかったですね」
(コメントは小林可夢偉公式サイト内「KAMUI'S REPORT」より引用)
