来季タイトル獲得を狙うマクラーレンは、2011年型マシンに革新的なアイデアが盛り込まれていると、再び示唆した。来年もレギュレーション変更があるが、革新の余地は常にあるものだとチームは主張している。
マクラーレンは今季Fダクトを最初に採用し、他のチームがそのパフォーマンスに注目、次々に模倣した。チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュは、2011年にもその種の革新的なデザインを取り入れると認めている。
2010年のマシンMP4-25のチーフエンジニア、ティム・ゴスは、タイトルを獲るには革新的なアイデアを見つけ出す必要があり、マクラーレンは順調にそれに関する取り組みを進めていると述べた。
「(2011年型マシンの開発状況は)とてもいい感じだ」とゴスは英AUTOSPORTにコメントした。
「今の段階では多くのことは言えないが、(チーフエアロダイナミシストの)ダグ(・マッカーナン)と彼のチームがマシンの空力的な基盤をとてもうまく作ってくれた。期待できそうだ」
来年はFダクトが禁止になるが、それでもさらなるイノベーションの余地はあるかと聞かれ、ゴスはこう答えている。
「もちろんだ。そういったエリアはまだあちこちに存在している。いいことだよ」とゴス。
「レギュレーションの中には常に新しいアイデアを取り入れる余地がある。タイトルを獲得するマシンを作るにはそれをしなければならない」
「(Fダクトは)グレーエリアだったので、レギュレーションをきちんとチェックしなければならなかった。すべてチャーリー(・ホワイティング)とFIAのおかげだ。彼らはこれを却下しなかった。彼らは話を聞き、それを信じてくれた。それで我々はこれを推し進めることができたんだ。我々がレースに導入する前に、彼はこれについて完全に理解していた」