バルセロナF1合同テストでの2日間の走行を終えたマクラーレンのセルジオ・ペレスは、今年のピレリタイヤはあまりにも弱くて驚いていると、懸念を表した。
タイヤの使い方が高く評価されているペレスだが、今年のタイヤはデグラデーションが大きすぎてドライバーの力で対処することなどできないと語っている。
「デグラデーションがすごく大きい。極端にひどいんだ。本当に驚いた」とペレス。
「冬のテストではデグラデーションが大きいのが普通だけれど、ここまでなのは初めてだ」
「ここでレースをするだけに心配している。でも今はまだタイヤについて学んでいる最中だから、実際にレースをする時には状況が変わっていればいいなと思っている」
「状況が変わればいいけど。メルボルンで同じ状況だったら、7回とか10回のピットストップをすることになるだろうから」
「以前はドライバーの力でいくらか対処することができた。でも今は、何をしても全然関係ない」とペレスは言う。
「もちろんタイヤを多少長持ちさせることはできるけれど、今のところこのタイヤはすごく弱くて、デグラデーションの対処のためにドライバーができることがほとんどないんだ」
他にも大勢のドライバーたちが今年のピレリタイヤのデグラデーションは非常に大きいと発言しており、フェルナンド・アロンソは、マシンを理解するために使えるのはわずか1周だけだと述べている。