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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.05.19 00:00
更新日: 2018.02.15 13:16

【ポルシェジャパン】ALMS:ポルシェ911 GT3 RSRが1-2フィニッシュ


アメリカン・ル・マン・シリーズ第4戦 ソルトレイクシティ(アメリカ)

ALMS:ポルシェ911 GT3 RSRが1-2フィニッシュ

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)の911 GT3 RSRは、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS) GT2クラスにおいて今シーズン初の1-2フィニッシュを達成し、チャンピオンシップのリードを広げました。ソルトレイクシティ郊外のミラーモータースポーツパークで開催されたALMS第4戦のGT2クラスで、フライングリザードモータースポーツのポルシェ911 GT3 RSRをドライブするポルシェのワークスドライバーであるイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/パトリック・ロング(米国)組が優勝しました。また、ファルンバッハロールレーシング911 GT3 RSRで参戦した同じくポルシェのワークスドライバーのウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)/マルク・リエブ(ドイツ)組が2位でフィニッシュしています。

「夢のようなウイークエンドだった。最初からクルマが絶好調で、全てのセッションで常にファステストをマークできたし、予選では1周しただけでポールポジションを決めることができた」と、3連勝を果たしたイェルク・ベルクマイスターは笑顔で話しています。ベルクマイスターは、このポールポジション獲得のタイムでGT2クラスのコースレコードを更新しました。また彼は、「ロングビーチ戦の後、ここでテストを行ってきたが、それが良い結果につながった」ともコメントしています。

このペアはセントピーターズバーグとロングビーチでの優勝に続き、今回はポールトゥーウィンを果たし、GT2チャンピオンシップでのリードをさらに広げました。「スタートはベストとは言えないものだった。私は3台に抜かれたが、2周目からはトップに戻っていた」と、タイトルディフェンダーであり昨年もこのサーキットで優勝しているイェルク・ベルクマイスターは述べています。ドライバー交代のピットストップでもリードを失うことはありませんでした。パトリック・ロングは、「イェルクからトップで完璧なコンディションのクルマを引き継いだ。しかし、ウォルフのような強豪ドライバーが猛烈にプッシュしてきている状況では、一瞬のミスも許されなかった」。そのウォルフ・ヘンツラーは、昨シーズンのソルトレイクシティ戦でイェルク・ベルクマイスターと共に戦いましたが、今シーズンはマルク・リエブと組んで2位に入り、2002年のオリンピック開催地で飾るにふさわしい1-2フィニッシュをポルシェにもたらしました。今シーズンは2回のポールポジションからのスタートを経験している彼は、このレースで初めて2位に入賞しています。VICIレーシング911 GT3 RSRをドライブするヨハネス・シュトゥック(オーストリア)/ニッキー・パストレッリ(オランダ)組が5位でフィニッシュラインを通過し、フライングリザードモータースポーツ911 GT3 RSRの2号車を駆るヨハネス・ファン・オーバービーク(米国)/セズ・ニーマン(米国)がそれに続きました。

今回初めてALMSチャレンジがアメリカン・ル・マン・シリーズのサポートレースとして開催されました。GT2クラスより下のこのカテゴリーでは、ポルシェ911 GT3カップで参戦したマーチン・スノー(米国)/メラニー・スノー(米国)組が最初のチャンピオンに輝いています。アメリカン・ル・マン・シリーズの第5戦は、7月18日にコネチカット州ライムロックパークで開催されます。


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