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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.07.22 00:00
更新日: 2018.02.15 14:13

【ポルシェジャパン】ALMS:ポルシェ911 GT3 RSR が4連勝


アメリカン・ル・マン・シリーズ第5戦(米国ライムロック)

ALMS:ポルシェ911 GT3 RSR が4連勝

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)のワークスドライバーであるイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/パトリック・ロング(米国)組がポルシェ911 GT3 RSRを駆り、米国コネチカット州ライムロックで開催された第5戦のGT2クラスにおいて4戦連続で優勝を飾りました。

この勝利によって、ポルシェは世界最速のスポーツカーで競われるALMSのGT2クラスにおけるシリーズポイントでリードをさらに広げました。フライングリザードモータースポーツの911 GT3 RSRをドライブするパトリック・ロングは、スタート後わずか25分、1周2.487 kmのサーキットで激闘が繰り広げられているGT2クラスでリードを奪います。68周でイェルク・ベルクマイスターへドライバー交代したあとも、力強い走りと完璧なピットストップでさらにリードを広げていき、終わってみれば2位のフェラーリに1周の差をつけ2時間45分のタイムでゴールしました。
この2名のポルシェのワークスドライバーにとって、この勝利はセントピーターズバーグ、ロングビーチそしてソルトレイクシティに続くシーズン4勝目となります。またポルシェは、周回数と燃料消費量の割合で総合的な効率を競う環境クラス、ミシュラングリーンチャレンジでも再び勝利を勝ち取りました。「このレースは、私たちにとってすばらしい結果となりましたが、特に後半は見かけほど楽ではなく気を抜くことができないレースでした」とベルクマイスターは述べています。フライングリザードのピットクルーはゴール前25分の最後のピット作業をすばやく終え、ベルクマイスターに決定的なアドバンテージをもたらしました。その後、フェラーリにストップアンドゴーのペナルティ(ピットレーンの速度超過)が出された時点で、勝負がつきました。ベルクマイスターは、「あのペナルティのおかげで、最終ラップは比較的楽になりました」とコメントしています。

「今回4勝目をあげて、チャンピオンシップに向けて多少の余裕が生まれました。毎回レースでは全力を尽くしていますが、今日もまた例外ではありませんでした」と、ロングは話しています。また、ミシュラングリーンチャレンジでの勝利にも喜びを隠せない様子で「これは、ポルシェがパフォーマンスはもちろんのこと、効率においてもライバルをリードしていることを示すものです」と述べています。ファルンバッハロールレーシングのポルシェ911 GT3 RSRのステアリングを握るポルシェのワークスドライバーであるウォルフ・ヘンツラーは、僅差で表彰台を逃しました。ヘンツラ—は前戦のソルトレイクシティで2位に入賞していますが、このレースではブライス・ミラー(米国)と共に4位でゴールし、これにVICIレーシングの911 GT3 RSRで参戦したヨハネス・シュトゥック(オーストリア)/リチャード・ウエストブルーク(イギリス)組が続きました。

レース後もウォルフ・ヘンツラーは休む間もなく、日曜日に開催されるグランダムシリーズ第8戦でファルンバッハロールレーシングの911 GT3カップに乗り込むため自家用機でライムロックからアラバマ州バーミングハムへと向かいました。

アメリカン・ル・マン・シリーズのGT2クラスに新設されたALMSチャレンジでは、ポルシェ911 GT3カップに乗るウェスリー・ホーグランド(米国)/ボブ・ファイエタ(米国)が優勝を飾っています。

アメリカン・ル・マン・シリーズの第6戦は、8月8日にオハイオ州ミッドオハイオで開催されます。


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