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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.05.25 00:00
更新日: 2018.02.15 13:21

【SUBARU-STI】第37回ニュルブルクリンク24時間レース


第37回ニュルブルクリンク24時間レース
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開催月日:2009年5月21~24日
開催場所:ニュルブルクリンクサーキット(ドイツ)
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◇「SUBARUインプレッサSTI」が、総合33位、クラス5位で完走

5月21日~24日にドイツのニュルブルクリンクサーキット・北コース(1周約25km)で行われた世界最大級のツーリングカー耐久レース「ニュルブルクリンク24時間レース」に、スバルテクニカインターナショナル(STI)が自前で仕立てた「SUBARUインプレッサSTI」をエントリーし、総合33位、SP3Tクラス5位で完走を果たした。

ニュルブルクリンクサーキットは距離の長さもさることながら、アップダウンが激しくコーナーの数も群を抜いており、路面状況や天候の不安定さも加わって難易度の高いコースとして知られている。このレースに持ち込んだ「SUBARUインプレッサSTI」は、STIが独自に開発したスポーツパーツや特別仕様車の企画を通じて得たノウハウや技術を投入した車両で、STIのアイディアや技術が本格的なレースでどこまで通用するかを試す目的もあった。

予選74位・クラス8位の位置から第一ドライバーの清水和夫がレースをスタート。約1時間30分ごとにドライバー交代しながらライバル達との差を詰めて行った。レース開始7時間を経過した時点で総合41位・クラス5位まで順位をあげたが、その後コース上で他車から接触されてスピン。ガードレールにボディをヒットして、サスペンションなどにダメージを受けることとなった。このトラブルで約24分間をロスし、順位を大きく落とした。

その後は大きな車両のトラブルも、ミスやアクシデントに巻き込まれるもことなく自らがたてたレースプランに従って周回を重ねていった。その結果、23時間目には同一クラスの先行車の背後に迫り、追い抜く勢いを見せたが、終盤にペナルティを受けることとなり、逆転を実現することはかなわなかった。

しかし、24時間目リザルトは昨年の実績よりも9周多く、多くの収穫を得てチェッカーフラッグを受けることができた。今回初めて自ら耐久レースチームを編成したSTIにとって「心ひとつに」力を尽くしたことは、リザルト以上の成果だった。

■チーム監督:STI車両実験部長・辰己英治
「公道で気持ちよく走れるクルマ作りを目指す私たちSTIは、公道の延長であるこのニュルブルクリンクサーキットで、自分たちが開発した技術や育成した人材を試したわけですが、成果があったと思います。また、次につながると思うし、欧州の強豪メーカーがこぞって参加するこのレースで、クラス5位に入ったということは大変誇らしいことだと思います。ご声援ありがとうございます」

◆上記の詳細は「NBR24H'09専用コンテンツ」をご覧ください。
  http://www.subaru-sti.co.jp/nbr24h2009/


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