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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.10.23 00:00
更新日: 2018.02.15 16:01

【Team ORECA Matmut Aim】チーム オレカ・マットミュット・エイムはラピエール、デュバルと共に初開催のアジアン・ル・マン・シリーズへ


優勝のための戦い…
チーム オレカ・マットミュット・エイムはニコラ・ラピエール、
ロイック・デュバルと共に初開催のアジアン・ル・マン・シリーズへ

 2009年シーズン、ORECA 01はヨーロッパ、アメリカに続き3つ目の大陸となるアジアに上陸する。その目的地は、アジアン・ル・マン・シリーズが初開催される岡山国際サーキットである。
チーム オレカ・マットミュット・エイムはこの日本でのレースにダブルターゲットを携え挑んでゆく:表彰台の真ん中をゲットし、同時に2010年ル・マン24時間への準備を進めることである。

 チームは去る9月13日に行われたル・マン・シリーズのシルバーストーン(イギリス)にて優勝を果した。更に9月26日、ロード・アトランタ(アメリカ)にて行われたアメリカン・ル・マン・シリーズ“プチ・ル・マン”では、ホンダ・アキュラワークスチームより前のトップ5フィニッシュを遂げ、来年のル・マン24時間への重要な実績を積んだ。そして、チームはその好調さを維持して岡山へ向かう。オレカグループの代表、ユッグ・ドゥ・ショナックは「6月よりチーム全体がすべての面で大きな躍進をとげている。プチ・ル・マンがそれを証明してくれたし、その勢いは持続させねばならない。日本でも私達が常に目標としている“経験をしっかり蓄積すること”は変わらない。」と語っている。

 アジアン・ル・マン・シリーズでは、走行距離500kmのレースを2回行う新しいフォーマットが採用される。これについてドゥ・ショナックは「私達にとっていつもとは違うパラメーターで仕事をする機会になる。またこの短いレースでは戦略が一層重要になる。」と前向きに考え、また「ロード・アトランタのように、初めての戦いの場では適応能力が必要となり、自分たちのキャパもそこで判断できるだろう。」「ORECA 01にとり初めてのサーキットであり、天候条件も微妙な要素になると考えている。未知の地への遠征はいつも非常興味深いもので、今回の岡山も楽しみにしている。」とコメント。

 そして、オレカ-マットミュット-エイムは、ニコラ・ラピエールと2009年フォーミュラ・ニッポンチャンピオンのロイック・デュバルを起用し、シーズン最後のレースに野心を抱いて臨む。「私たちは優勝のために戦う。日本企業のエイムとのパートナーシップにより、そのモチベーションは更に高まっている。」「オレカとエイムにとって、招待している多くのゲストやサポーターを前に一緒に戦うことは重要。そして何よりもアジアにおけるル・マン・シリーズを支援してきた私達にとり大切な1戦である。」とドゥ・ショナックは強調する。

 その初開催となるアジアン・ル・マン・シリーズは、10月30日(金)にフリー走行と予選、そして10月31日(土)にRace 1、11月1日(日)にRace 2が行われる。

ロイック・デュバル (ORECA 01 No10) インタビュー
<<コーナーの多いテクニカルなサーキット>>

チーム オレカ-マットミュット-エイムに戻っての感想は?
「プロトタイプのステアリングを再び握れるのは幸せだし、チームの皆とまた会えるのも嬉しい。今年のル・マン24時間に出場できず残念だったので、このアジアン・ル・マン・シリーズの機会をもらえたのは本当にハッピーだ。その上、2006年から日本でレースをしている僕にとってはホームタウンでのレースのようなもの。すべてが上手くいくよう祈っている」

ホームタウンとなると、なおさらモチベーションは高いのでは?
「日本に馴染み始めているだけに、岡山で好成績を収めたい気持ちは勿論すごく強い。そして僕のみならずチーム全員が“優勝のために戦う”という共通の目標に向かってベストを尽くしてゆくだろう」

未知のサーキットに挑むチームへのアドバイスは?
「全長は3.7kmとかなり短いが、13のコーナーがあるとても曲がりくねっているサーキット。高速コーナーはほとんどないがテクニカルなレイアウトなのでドライビングはチャレンジングで楽しめる。それだけにドライバーの腕の差がでるサーキットだと思う……」

ニコラ・ラピエールとのデュオについては?
「僕たちはF3時代から縁があり、F3ではシナチュール、A1 GPのチームフランス、そして2008年のル・マン24時間でもチームメイトだった。残念ながらニコラはそのル・マンを急病で欠場してしまったが、彼は自分の知りえることをすべて僕たちに教えてくれた。本当にナイス・ガイな彼と組むのは嬉しいし、とてもやりやすい。岡山では二人でベストを尽くしてゆく」


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