28日から始まる2日間のWEC世界耐久選手権ポール・リカール公式テスト。開催を前にエントリーリストが更新された。以前のエントリーリストからは2台が減る形となり、合計25台がエントリーしている。
4月20日の開幕戦シルバーストンを前に、フランスのポール・リカール・サーキットで行われるこのテスト。ハイブリッド搭載のLMP1カーで争われるLMP1-Hクラスでは、前日にトヨタも新型車両のTS040ハイブリッドを公開し、アウディ、ポルシェら総合優勝を争う3陣営が実戦同様の2台体制でエントリーしている。
ハイブリッド非搭載のLMP1-Lクラスでは、レベリオン・レーシングが未定となっていた2台目のマシンのドライバーラインナップを決定し、昨年GP2王者のファビオ・ライマーも名を連ねた。
LMP2クラスでは、参加予定だったストラッカ・レーシングが不参加に。チームからの発表によると、技術的な問題が発生したためだということだ。また、KCMGのドライバーには、WEC開幕戦にも参戦する予定の松田次生の名が加わっている。
LM-GTEプロクラスでは、2台をエントリーしていたポルシェ・チーム・マンタイが1台体制となり、91号車ポルシェ911 RSRが不参加となった。また、AFコルセは71号車のドライバーとして、ダビデ・リゴン/ジャンマリア・ブルーニに加え、昨年GP2ランキング3位のジェイムズ・カラドを起用。またAFコルセは、LM-GTEアマクラスに投入する81号車フェラーリ458イタリアのドライバーのひとりとして、昨年のGP2ランキング2位のサム・バードも起用している。
WECポール・リカール公式テストは、28日、29日合わせて計5回のセッションが行われる。