アウディ・モータースポーツの代表ヴォルフガング・ウルリッヒは24日、ル・マン24時間およびインターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)に挑戦するドライバーラインナップを明らかにした。
2010年のル・マン24時間では表彰台独占を成し遂げたアウディは、今季ニューマシンのR18 TDIを導入。ドライバーラインナップは昨年の表彰台メンバーがそのまま継続されることとなった。
アウディは今季のスポーツカーレースの挑戦としてアメリカでセブリング12時間からスタートし、ヨーロッパに戻りスパ、そしてル・マン24時間に参戦。その後ILMCのイモラ、シルバーストン、ロードアトランタ、中国と参戦する。
「ILMCとDTMがバッティングする日程でドライバーを調整するのは非常に大変だった」とウルリッヒ。「例えば、マイク・ロッケンフェラーはフルシーズンでR18をドライブすることができなくなった。しかし、ポルシェのファクトリードライバーであるティモ・ベルンハルト、マルセル・ファスラーを加え、強力なチームができあがった」
各レースでのドライバーラインナップは下表の通りだが、トム・クリステンセンとアラン・マクニッシュはコンビを組み、ル・マンとともにILMC制覇を目指すこととなる。
「昨年のクリスマス、そして今月とテストをして、R18をレースで走らせることがすごく楽しみになっている」とマクニッシュ。
「セブリング、スパ、ル・マン、イモラ、シルバーストン、プチ・ル・マン、中国……ひとつのスポーツカーシリーズとして最高のものだ。そしてすごく刺激的でもあるよね!」
日本のスーパーGTに参戦するアンドレ・ロッテラーとブノワ・トレルイエのふたりも、再びアウディのドライバーラインナップに加わることになり、スーパーGTのセパンテストに参加したロッテラーは、アウディのテストに参加するためセパンを後にしている。
