WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは、今季の新たなアウディR18 e-トロン・クワトロについて、そのカラーリングや技術的な詳細を3月25日にフランスのル・マン市内で発表することを明らかにした。
今季のLMP1クラスでは、ワークスチームにハイブリッドシステムの搭載を義務付けることなどが盛り込まれた新たな車両規定が導入される。それに伴って、アウディは熱エネルギー回生システムなどを搭載した新たなR18 e-トロン・クワトロを開発。昨年12月には、カーボン地にスポンサーのロゴやゼッケンなどを施したその外観や、搭載技術の一部を明らかにしていた。
そんなアウディは、今月28~29日にポール・リカール・サーキットで行われるWEC公式テストを控えた25日に、ル・マン市内で発表会を開催。新たなR18 e-トロン・クワトロのカラーリングや技術的な詳細を発表するとともに、トム・クリステンセンが市街地からレーストラックまでの道のりをマシンで走り抜ける予定だという。
なお、公式テストの前日27日には、ポール・リカールでトヨタの新型車両、TS040ハイブリッドのお披露目が行われる予定となっている。