WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディは、来季のレギュレーションに対応した新マシンですでに2度のテストを行っていることを明らかにした。
アウディは今季のWECにおいて、最終戦バーレーンを残してドライバーズ、マニュファクチャラーズの両タイトルをすでに獲得。今季は第6戦富士以外は全てのレースで勝利している。
アウディは、2014年からのレギュレーションに対応した新たなマシンの初テストを9月末に行い、その後2度目のテストも行ったという。アウディ・モータースポーツのボス、ヴォルフガング・ウルリッヒは次のように語っている。
「これまでマシンを2度テストした。もっと多くのことを言うこともできるが、これ以上は言いたくないね」
来季マシンのテストでは、アウディのワークスドライバーを務めるマルコ・ボナノミが走行を担当していると見られている。ボナノミは、今年のル・マン公式テストでアウディR18 e-トロン・クワトロをドライブし、ミシュランとともに14年仕様タイヤのデータ収集を行っていた。
アウディの新たなディーゼルハイブリッドマシンは、12月18日に発表される予定だという。来季からWECのLMP1クラスに参戦する予定のポルシェも今年6月から新型車両のテストを行っている。トヨタは年内は来季マシンのテストを行わないという。