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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.03.23 00:00
更新日: 2018.02.23 16:22

アウディスポーツ、2015年シーズンを始動


2015/03/23
Audi Sport、2015年シーズンを始動

● アウディ、今年のモータースポーツ計画を発表
● 新しいアウディモータースポーツ 開発拠点を初公開

3月19日 インゴルシュタット /ノイブルク
 アウディスポーツの2015年シーズンが、ノイブルクにオープンしたモータースポーツ開発センターでのイベントを皮切りに、公式に始まりました。中国とロシアを含む12の国々から訪れた約70名のメディア関係者に、新設された開発拠点が公開され、同時に初めてLMP、DTM、GTならびにアウディスポーツTTカップからなるアウディのレーシングプロジェクトが同時に発表されました。

 アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは、「今年は、これまでになく多くのスケジュールをこなさなければなりません。ここノイブルクにモータースポーツ開発センターが新設されたことで、私達は最高の条件を手に入れました。新しい環境のもとで、我々は快適に作業を進めています。特に、今シーズン向けのレーシングカー組み立てを始めた数週間前から、アウディスポーツやパートナーチームのメカニックは、最適な作業環境の重要性をあらためて認識しました」とコメントしました。

 この日、ル・マン24時間レースとFIA世界耐久選手権(WEC)に向けてアウディスポーツが開発している新型R18 e-tron quattroが初めて公開されました。アウディスポーツLMPプロジェクトリーダーのクリス レインケは「4年連続でル・マン24時間レース優勝を獲得するため、数多くのことに焦点を当てて開発してきました」と語りました。

 またDTM用マシンAudi RS 5 DTMの開発は、LMPマシンのそれを凌ぐ忙しさとなりました。アウディスポーツDTMプロジェクトリーダーのディエター ガスは「昨シーズンの第3戦目にようやくホモロゲーションを獲得したマシンなので、オフシーズンの間に充分な開発時間を持てませんでしたが、それでも我々は非常に細かな部分にも注意を払いながら、ポテンシャルを最大限高められるように作業を進めてきました」とコメントしています。