今週、ケータハムとルノーの間で合意がなされ、アルピーヌの市販スポーツカーがデザイン、開発されることになったが、そのスポーツカーがル・マン24時間に出場する可能性を英AUTOSPORTが伝えている。

 ルノー傘下のアルピーヌは過去にルノー・アルピーヌとしてル・マンに参戦した歴史があり、1978年にはアルピーヌがデザインしたルノー・アルピーヌA442Bがディディエ・ピローニ/ジャン-ピエール・ジョッソー組の手で総合優勝を飾った実績をもつ。

 5日、ルノーとケータハムの間で合意がなされ、ケータハム・グループは現在ルノーSASが100パーセント所有するオートモビル・アルピーヌ・ルノー社の株式50パーセントを取得し、2013年1月にソシエテ・デ・オートモビル・アルピーヌ・ケータハムを創設。このパートナーシップの下、ルノーはクーペを、ケータハムはロードスターを製造する見込みだとしている。

 この契約に関して、ケータハムのオーナーを務めるトニー・フェルナンデスは、この合意の下に製作されるスポーツカーが将来ル・マンのGTEクラスに出場する可能性を示した。

「ル・マンはこういった車両を走らせるいい舞台だ。ル・マンに参戦することで新たな伝説と物語を築くことができる。(F1以外の)モータースポーツへのプロジェクトもあるし、(アルピーヌの本拠地がある)ディエップとの協業もできる。我々の会社とビジネスにとっていいショーケースになるよう計画していかないとならない」とフェルナンデス。

 また、フェルナンデスは現在ルノーV8を使用しているケータハムF1チームのエンジンについて、“アルピーヌ”の名を使うことについても可能性を否定しなかった。

 ルノーの社長を務めるカルロス・ゴーンは、今回のケータハムとルノーのコラボレーションにより生まれるスポーツカーは「アルピーヌのDNAを反映したもの」であるとしており、往年の名車A110のイメージを継ぐものだとしている。

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